- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163685700
作品紹介・あらすじ
すべての映画ファンに捧ぐノンストップ・シネマ談義。ゴダール、スピルバーグ、イーストウッドから青山真治、黒沢清、北野武まで-。時空を超えて論じ尽くす濃密なる22セッション。
感想・レビュー・書評
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本書で紹介された映画を観始めている。
中原昌也がやたら過激なぶん、阿部和重のコメントがものすごくソフトに感じられる。
ひとつ、たいへん共感できたのは、ウェス・アンダーソンの音楽の趣味の良さ。『ムーン・ライズ・キングダム』で使用されていたブリテンの曲の効果的なこと。思わずCDを衝動買い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
それは、それは楽しそうに語り合っておられる。
当然、メインストリームを手放しに褒め称えるようなものではない。
解釈、分析、批評、批判に両氏のシネフィルぶりが伺える。
それにしても、各作品の詳細をよく記憶しておられる。
いくつか気になる作品を教えてもらえた。 -
M ナイト シャマランが好きなので勇気付けられた。
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11/29
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2009/10/31読了
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シネフィルたちの膨大な知識量と独特の観察眼にやられる。
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見てない映画が多いなあ、と思った。アメリカ映画でれっきとした商業ベースで作られていてもちょっと脇筋に入っているものをとり上げてもらっているので、参考になる。
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“シネフィル気取り”の僕としては、こういった真っ当な批評対談は、同調したりも反論したりもできて、本当に参考になる。芥川賞作家・阿部と三島由紀夫賞作家・中原。このふたりは、本当に意識を持って映画をたくさん観ているのがよくわかる。安易な感情移入を否定したり、“映画”のあるべき姿を追求したり、批評的な考え方では頷ける部分も多い。批判の多いシャマランを評価している点でも、その視点の鋭さは光る。