オシム 勝つ日本

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163723600

作品紹介・あらすじ

50時間にわたる密着インタビューで見えた知られざるオシムの世界。元サッカー論、マネージメント論を語る。

感想・レビュー・書評

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  • オシムと言えばとかく格言やウィットにとんだコメントが取り上げられがちだが、この本は、オシムがああいったこういったという格言の切り貼りではなく、オシムの言葉がちゃんと文脈をもってまとめられているので、読み物としてもおもしろいし、彼がどの試合でどういうことを考えていたかというような具体的な思考がのぞける。
    日本人は技術があると言うが・・・という部分やフィジカルとはなにか勘違いしている人が多いようだ(走力といっても何キロ走りましたではない)、本当に必要なダッシュが何本うてるかが問題、そしてこれが俊介の課題として示唆されていたりする(多分)。
    この人はホントによく考えているな、と思うが、さて、オシムの言ってることがどれ位選手に伝わったのだろうか。いや、選手だけでなく周辺のコーチや監督がどれだけ彼から盗めたのか疑問になるが、『オシムの練習』という以上のもの、問題意識の持ち方や仮題設定の仕方・果てはサッカーの語り方、を選手、コーチ、フロント、協会関係者が受け取ったならば大きな財産だろう。優秀な監督は他にもたくさんいるがサッカーを語る言葉という「はかり」ではオシムの右に出る者はいないであろう。こっち側の者としては「サッカーの見方」をもっと教えて欲しい、と思う次第である。

    • hs19501112さん
      サッカーを語る言葉というはかりではオシムの右に出る者はいないであろう。


      に同感です。

      昨日から読み始めて、今、半分ぐらい...
      サッカーを語る言葉というはかりではオシムの右に出る者はいないであろう。


      に同感です。

      昨日から読み始めて、今、半分ぐらい・・・。
      2012/04/11
  • またまたサッカー本。サッカーファンならずとも、オシムの話すことは示唆に富んでいて面白いと思うのだけれども、この本は、インタビューをそのまま手を加えず(解説もなしに)に掲載している本なので、サッカーにあまり詳しくない人は、何を書いているのか分からない部分が多いと思う。

  • 2006-2007年に日本代表監督を務めたイビチャ・オシム氏の哲学が語られます。「水を運ぶ人=チームのために献身的に動く人」というオシムの名言は、サッカーだけでなく一般社会でも重要な考え方なので、サッカーをあまり知らない人にも読んでほしいです。
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    所在記号:783.47||オシ
    資料番号:20095878
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  • インタビュー
    スポーツ

  • オシム独特の言い回しが読んでいて楽しい。ところどころ分からないこともあるが、そこには補足が入る。オシムが4年続けていたらどんな結果になっていたのか、パラレルワールドがあったら見てみたいものだ。

  • オシムさんのサッカーの戦術などディティールに関しての本。

    その語りにはサッカーに対する強い意志があるものだった。

  • ☆☆$$オシムのサッカー理論が凝縮された1冊。$$思っていたよりは読みやすいが、結論が見えにくい場面もあった。$$やはりサッカーはチームプレーであると痛感した。

  • オシムの本
    オシムの考えは面白いし、興味を惹かれるが、このような本はタイムリーに読まないともったいないと痛感

  • サッカーの本ではなく、哲学の本として読むべし。

  • ライターの著者が、オシムへの50時間にわたるインタビューをまとめた本。

    オシムから日本サッカーへの提言等がまとまっている。オシムジャパンが気になる人は一読しておく本だと思う。

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著者プロフィール

フットボールアナリスト。1958年生まれ。千葉市出身。早稲田大学政治経済学部卒。同大学大学院経済学研究科(フランス経済史専攻)中退。91年よりサッカー取材を始める。スポーツ総合雑誌「スポーツ・グラフィック  ナンバー」(文藝春秋)やサッカー専門誌のほか、欧州で最も権威のあるサッカー誌「フランス・フットボール」などに寄稿する。著書に『オシム  勝つ日本』(文藝春秋)』『山本昌邦 勝って泣く』(同)『戦地へ:フィリップ・トルシエの1353日』(双葉社)『トルシエ革命』(新潮社)など。

「2021年 『凛凛烈烈 日本サッカーの30年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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