- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163749006
感想・レビュー・書評
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冒頭の「次にデフォルト(=破綻)するのはフランスと日本」という言葉、予想以上に実感がある。
ギリシアに端を発したヨーロッパの信用不安がなぜ起きたのかもわかるし、アイスランド・アイルランド・アメリカの州や地方自治体が破綻した理由も教えてもらえる。
それが、どうしても明日の日本を見ているような気がしてならない。これほど財政赤字をかかえて飛ばないわけがないのだから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『マネーボール』のマイケル・ルイスが、
今、起きてるヨーロッパの経済危機をルポしたといぅことで、
ちょびっと期待して、読んでみました…。
でも…、どこぞの国で、何それが起きました…。程度で、
根が深くかつ複雑に入り組んだ今の状況、構造は、
描かれていなぃ…。上辺の一部分をなぞってみただけ…。
っていぅか、ヨーロッパの国々と人々を、小馬鹿にし杉…。
アメリカのサブプライムローンの尻拭ぃと、
アメリカによる無秩序な不動産バブルが原因じゃなぃのかね…。
日本の不動産バブルは、実体もあり、金融的にもシンプルだったけど、
アメリカのサブプライムや、ヨーロッパで展開した不動産バブルは、
実体も曖昧だし、曖昧さを隠す金融商品も複雑…。たちが悪杉~。
解説も、アメリカの投資銀行員らしくて、
なんだか裏に悪ふざけが透けて見えそぅ…。
最後に日本国債の問題を持ち出してる時点で、評論慣れし杉…。
とりあえず…、
アイスランドとギリシャとアイルランドとドイツで何が起こってたのか…、
その一端を知ることはできるので、ニュースの見方は変わるかな…。
しかし…、
なんで、日本語訳ってこんなに変てこりんな文章になるんだろぅ…。
おかしな日本語訳も含めて、評価は低め…。 -
国ごと破綻状態となったアイスランド、ギリシャ、アイルランド。いずれもアメリカ人にとっては遠い国だろう。だから、著者は各国を訪れて実態を観察し、指導者を含む関係者にインタビューをして、アメリカ人向けに本書を書いたのだろう。
日本人にも、これらの国は遠い。そして、その破綻状態は、対岸の火事のように感じられる。それだけに、本書の内容は新鮮で、「そういうことだったのか」と納得することが多い。知らなくても済むかもしれないが、知って納得の一冊。 -
中身はそんなに難しくなかったが、金融の知識があればもう少し深く読めたかも。『マネーボール』と比較すると、内容の質という面ではやや劣る感じがした。
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アイスランド
アイルランド
ギリシャ
ドイツ
アメリカ・カリフォルニアの市
本書ではそれぞれの国、自治体が危機に陥った背景が細かく記述されている。
ん、ドイツ!?
ドイツは健全でしょ。
勤勉で生産性が高い国ですから。
あぶないわけがない・・・
???
本当にそうなのか。。。
ギリシャがデフォルト(債務不履行)となった時、ドイツが受けるインパクトは・・・
詳細が気になる人はぜひ読んでみてください。 -
【恐怖の盲目】
金融ノンフィクションです。
ヨーロッパではいろいろなことが起きています。アメリカより重症です。
金融に興味のある方は読んでみてください。おもしろいです。