- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163759104
感想・レビュー・書評
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その人の凄さを引き出すことができているところが秀逸な本です。面白かった。
文章に独特のくせがあってそれもまたよい。次巻にも期待してしまいます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
茂木健一郎さんのFBだかTwitterだかの推薦文をきっかけに読み始めた。
そこにはプロ達の姿が描写されていて、いい本だな…と思って読み進めていた。
稲川淳二さんのところから最後までは圧巻で、一気に読み終え、そして感動した。 -
こりゃあ読書じゃない。講談だ。まるで流れる水のごとき単語の数々。ちと比喩に酔ってるかな?と思う部分もあるけれど、スピードでカバー。気にならなくなる。ポール師匠、稲川淳二の項が特に印象的。週刊文春で開始された連載のまとめ本にも期待。
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お笑い芸人に関わらず、俳優やアーティストなどテレビの向こう側にいる
人達を深い愛情を持って面白がる人物伝。
途中までは評判の割には普通かなと思っていたけど
終盤の「爆笑“いじめ”問題」から「あとがき」までの章がとても良かった。
特に「爆笑“いじめ”問題」。
いじめではないが、私もすごく落ち込んでいた時に
芸人さんのラジオを聴いていて思わず笑ってしまい、
それにすごく救われた気持ちになったことがあるため
すごく惹きつけられた。水道橋博士と同じように、
この章で引用されているピエール瀧さんと伊集院光さんのやりとりが
苦しんでいる誰かの目に留まって力になればいいなと思う。
14歳の青春から、夏を過ぎ、老いを迎え、死へとたどり着く流れは
よく計算されていて、本全体がきちんと1つの作品になっている。 -
水道橋博士が接した、芸能界の偉人、奇人、変人達のエッセイ。
TVの表面からだけでは分からない、藝人達の才能や努力が、垣間見ることができ、感心した。
石倉三郎、テリー伊藤の人間臭さは、苦労人だからこそのエピソードだろう。
稲川淳二、児玉清の章は、藝人の著作として反則技に感じた。
次回作も期待したい。 -
この本は面白かった.何が?と言われると、それは、やはり一番面白いのは人間だということ。長い芸歴のなかで出会った様々な人を題材に、当たり前の世界で生きる一般人である我々には聞くことのできないであろう人生観や心の響く言葉の数々。しみじみ出来るなんて、驚きですが。おすすめです!!
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“辛抱ってのは、辛さを抱きしめてるってことだからな。” 石倉三郎の件。
本を読む悦びは結末があることだ。
児玉清の件。
なによりも、稲川淳二の壮絶な件につきる。 この件と、いじめ問題を繋ぎつつ、『いのち』の在り方が強く響いた。
死んじまえ! そこから生まれ変わるいのちもある。 -
文章は簡潔であり、言葉遊びもあって、楽しく読むことができた。芸人というとお笑い芸人が出てくるが、ミュージシャンも俳優もみんな芸人なんだなぁ。
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軽いエッセイ。読みやすいが特段心に迫るものはない。
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茂木さんのフェースブックで紹介されていて買ってみた。しかも、サイン本。
読了感は爽快。
水道橋博士の洞察力がすごい。
一つの物事が、いろいろな角度から見て取れることを改めて実感。
洞察力鍛えたい。