アマン伝説 創業者エイドリアン・ゼッカとリゾート革命

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163762807

感想・レビュー・書評

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  • 誰も思いついたことのない遊びを考えつく人はやっぱりぶっ飛んだ育ちしてんな〜貴族〜って感じです。

  • 長年、アマンに憧れ、この本にも登場するアマンから派生したリゾートには何カ所か行ってみた。(アマンには行けてないのだが)。同じデザイナであったり、実はゼッカの息がかかっているとは知らなかったところもあるが、目指すものはつねにこじんまりしたホスピタリティあふれる場所で、ある意味、アマンを目指していた。この本が出版されたのはHONZで知っていて、欲しいものリストにはいれていたのだが、すぐに、日経、朝日の書評に取り上げられることになる。朝日の書評(隈研吾)と日経のものではずいぶんトーンが違うのだが、まさにこの本は、読む人によって評価の分かれる所だとおもう。この本をオーダーする前は、この本にも取り上げられているクレアトラベラーな感じかと思ったが、さにあらず。先祖の生い立ちから、日本との、著者との関わり、日本のバブルとの関わり、実現されていない日本でのアマンまで、詳細に書物にあたり、インタビューしている。アマンを、東南アジアリゾートを考える人には、きっと喜んでいただけると思うが、夏休みにどこにいこうかとか単純に考えている人には重い一冊。

著者プロフィール

1962年神奈川県箱根町生まれ。慶応義塾大学法学部法律学科卒。旅とホテルを主なテーマにノンフィクション、紀行、エッセイ、評論など幅広い分野で執筆している。2012年『ユージン・スミス 水俣に捧げた写真家の100日』で小学館ノンフィクション大賞受賞。著書に『箱根富士屋ホテル物語』(小学館文庫)『帝国ホテル・ライト館の謎』(集英社新書)『百年に品格 クラッシックホテルの歩き方』(新潮社)など多数。富士屋ホテル創業者・山口仙之助は曾祖父にあたる。

「2019年 『考える旅人 世界のホテルをめぐって』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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