三匹のおっさん ふたたび

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 7003
感想 : 917
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163812601

感想・レビュー・書評

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  • さらなる続編に期待したい

  • おっさんたちの話が読みたいので、パートのおばさんや最後の短編の少女の話は、ほんともうどうでもよかった。というか、胸クソな話なんか読みたくなかった。女同士のこういうどろどろした話は好みじゃない。それ以外も、万引きの話とか地元の祭の話とか、説教臭がぷんぷんして、前作ほど楽しめなかったな。あとがきも、興醒め。

  • 「三匹のおっさん」続編。

    第一話~第六話
    bonus track 好きだよと言えずに初恋は
    あとがき

    祐希の母でお嬢様育ちの貴子のバイト奮闘や、電脳親父の再婚話に苦悩する早苗、万引き犯との攻防などなど、大活躍のおっさん三匹。


    涙あり、笑いあり、共感あり。
    安心して読める作品。

    おまけは登場人物の回想かと思ったけど、違ったみたい。

  • 4.2

  • やっぱりノリさんがすき。はじめてのパートで周りが見えずに視野が狭くなっている、それでも頑張っている貴子ママが他人事じゃなくて応援したくなった。辞めちゃって残念だけれど別のお店に行ったみたいだし、向き不向きもあるのかな。前作を読んだ時は三匹という匹扱いをはじめ悪い意味で引っ掛かってしまう部分が多くてあまり良い印象がなかった。それから何年も経って、二作目は大丈夫になっているかもと作品かわたしの変化を期待して手に取ってみた。当時のような引っ掛かりが薄まっていて普通に読めた。番外編が植物図鑑のもので意外だった。

  • 待ちに待ってやっと入手。どの話もあったかい思いが感じられて素敵でしたが、特に本屋さんのお話は、是非子供たちにも読んでほしいなと思いました。 また、最後に植物図鑑の樹さんの小学生時代の話があって、(直前に読んだばかりだったので)すっごく素敵でした。

  • 続編である本書でも定年のおっさん三人がご近所の難題をバサッと解決する痛快ストーリー。

    万引、不法ゴミ捨て、子供に万引させる母親など、相変わらず事件の多い町内です。
    三匹を真似した偽三匹が出てくる話がまた痛快!偽三匹が登場する続編望みたい。

    最後のボーナストラックに掲載された「好きと言えずに初恋は、」は、「別れる男性には、花の名前を一つ教えなさい。」という川端康成の言葉をテーマにした短編。転校を控えた女の子とモテ男子の淡いラブストーリー。花の使い方が上手い!

    まだ読んでない有川浩作品「植物図鑑」につながる話らしいので、次の本は「植物図鑑」に決定です。

  • 水戸黄門、暴れん坊将軍、遠山の金さん等の時代劇を彷彿とさせる、毎回結末がハッピーエンドと分かっている安心して読める勧善懲悪物第2弾(*^▽^*)

    物語を盛り上げ、味わい深いものにするドンピシャな表紙絵と挿絵を一作目で描かれた須藤真澄さんの漫画で始まる続編❣️
    まさかの始まりに否が応でも三匹のおっさんが戻ってきた感激が高まる❣️

    続編はキヨさんの息子健児さん、お嫁さんの貴子さん、シゲさん息子の康生さんにも焦点が当てられ、前作よりもまろやかで柔らかい仕上がりで、良質なヒューマンドラマの連続に心がほんわかしました☺️

    番外編の短篇「好きだよと言えずに初恋は、」では、あの!潤子ちゃんの初恋模様が描かれていて、さすが有川浩さん✨きゅんきゅんさせて下さいます。明日に希望を持てる終わり方でとても良かった☺️

  • 本の面白さとは、共感や感情移入できる考えさせられるといった内側に訴えられる面白さと、テレビや映画を見ているような客観的な立場で感じるストーリーの面白さがあるだろう。この本は後者であり、そして面白い。

  • いい意味でテレビ的というか、本当に誰もが楽しめる作品だと思います。
    人気作の続編として読者が期待している展開が続きつつ、主人公の3人のおっさん以外の登場人物のサイドストーリーも楽しくて、ずっと読んでいたくなるシリーズでした。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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