鍵のない夢を見る

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163813509

感想・レビュー・書評

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  • 一つめの盗み癖と最後の育児ノイローゼが印象的
    育児は1人でやるもんじゃない…

  • 事件を絡めた5つの小説。読んでるうちにどことなく既視感を覚えて、実際にあった事件を思い出しました。その膨らませ方が胸に深く入り込み、心をぎゅっとわしつかまれました。個人的にストーカーと育児ノイローゼの話がツボです。

  • 上手いんだけど、何だろこのいや~な読後感は。結構犯罪が生々しい表現だからか。

  • 色々な女性の心の移ろいや感情。それぞれが体験してきた人生や、今の思いなど女性の気持ちの動きを細かく表現されている。
    ただ、読んでいて明るい気持ちになれない重たい空気が常にこの本の物語の中にあり、読み終わってもスッキリ出来なかった。

  • さまざまな犯罪を取り巻く女性の話。共感できるから割と軽く読めたが、イタすぎてめちゃくちゃ読みたいと思う内容ではなかった。初辻村さんの作品なので、ちょっと残念だった。

  • 大好きな辻村作品、そして直木賞受賞作品ということで楽しみに読みましたがちょっと「あれっ」って感じでした。辻村作品には珍しく短編のストーリーが完全独立していてどこも話がつながらない。全体的に暗い感じですが、心理描写に関しては相変わらずずば抜けているので短編でここまで引きこませられるのはさすがです。

  • 辻村さんは女性特有の嫌な感情を書くのがうまい。そんな女性たちにそれぞれ共感してしまうのは、自分にもそんな嫌なところがあるからなのだろう。その女性のそばをあるく罪たち。こんなにも罪と隣り合わせなのに、どこかリアルで生々しくて、もしかしたら現実のことなのかもしれないと、読み終わったとき呆っとしてしまった。

  • 「凍りのくじら」以来の辻村san。フワッとした青春な作家sanというイメージがあったので、本作で犯罪や人間の深意が描かれていて驚きました。ザラッとした読後感。嫌いじゃないです!「芹葉大学の夢と殺人」のラストシーンが印象的でした。【第147回直木三十五賞】

  • 盗み癖が治らない母親を持つ同級生との友達付き合いや、恐ろしい結果を招くどうしようもない男との付き合いなどが巧みに描かれている。一気読みしちゃう本。

  • 辻村さんの短編集

    賢い子供を書かせたらピカイチだと思ってるけど、残念男を書かせてもピカイチだなと思う。
    凍りのくじらの時に、なんでこんな奴と〜と悶々した気持ちを思い出しました。
    うーん、スカッとする話ではないけど、女としてあー…と唸らされる話ではあったな。

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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