- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163902876
作品紹介・あらすじ
航空機メーカー、四星工業で働く沢本由佳。担当する練習戦闘機「TF-1」の生産は堅調だったが、技術者として、新たな開発を手掛けたいと思った彼女は、「TF-1」をより効率的に運用するための改修開発を提案する。社内の支持を集めつつあったところに、突如降って湧いたのは、ライバル企業の開発遅れによって生じた、二百億円の余剰予算。この二百億円を獲得し、改修開発を実現するため、社内外を巻き込んだ一大プロジェクトが動き出す!
感想・レビュー・書評
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<明>
この未須本航空機メーカーシリーズ,最初に『音速の刃』を読んだおかげで,その後に読むストーリー展開がいちいち『音速の刃』へと頭の中で繋がってゆく。シリーズものをのっけから順当に読むことは少なくとも僕にとってはかなり大切な事であることが改めて分かった。
とは云っても何か最初のきっかけが無いと新しい著者の作品にアプローチすることは出来ません。少なくともこのシリーズ作品は一冊づつ別々に読んでもほとんど違和感なく読めるように丁寧に書かれていますので安心して読み初めてください。まあまづは誰しもその時点での最新刊から入ってゆくのでしょうから。
この本の中身には僕的に深く触れたい話題が沢山あります。その一つはジェット戦闘機のキャノピーの材料がアクリルだと明記されている事。戦闘機なのだから僕はもっとづっと強靭なプラスチック例えばポリカーボネイトなのだとばかり思っていました。今時バイク用ヘルメットのシールドだってポリカだと思うし。なんでジェット戦闘機のキャノピーはアクリルなんだろう!?あのF-15やF-22のキャノピーもアクリル製なんだろうか。おおいなる疑問だ!
あ,このキャノピーの話はこの本の面白さとは全く関係ない話なので皆さまは気にしないでくださいね。すまぬ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦闘機改修開発の舞台裏
面白かったです -
第21回松本清張賞受賞作「推定脅威」の続編。前回はミステリでしたが、今回はとある社内プロジェクトをいかに成し遂げるかというお話。前作では未熟さを感じた詰めですが、本作ではばっちり。次回作も楽しみです。
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「推定脅威」の続編だ(゜▽゜*)航空機の技術的な事には着いていくの大変だけど、戦闘機の改修開発計画「リヴィジョンA」に係わる官民の駆け引きにドキドキハラハラ(゜゜;)しかし倉崎&沢本コンビは最強ですね!人脈が半端ない(^^;)新入社員の長谷川にも今後期待できそう(^^)dそれから秋葉さんの最後は本当によかったと思う(T-T)自分もそうでありたいなぁ(*´-`)