「ない仕事」の作り方

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163903699

感想・レビュー・書評

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  • 最近人生とか自分の仕事について考えることが多くて気になって読んだ。

    仕事ってほんとに0から形にする仕事と既に存在しているものを扱う仕事の2種類しかないと思ってたけど、0ではないけど1にはなってないものを1にして仕事にするっていうパターンもあるんだなあって色々新発見があって面白かった。

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1195078

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB20213923

  • “逆張り”で先を見通す審美眼に、脱帽です!

  • ゆるキャラを命名したのはみうらじゅんって知らなかった…

  • 「みうらじゅん」という人物は知っていた。
    ロン毛とグラサンといういで立ちで、変なオッサンらしいということも知っていた。
    でも、そのオッサンがこんなに興味深いことを、正しい日本語で書く人だということは知らなかった。

    この一冊だけ読んだら、めちゃくちゃ尊敬して崇拝してしまいそうだ。
    何冊か読んで、このまま尊敬する人のひとりにカウントしていいのかどうかを考えようと思う。

    読書メモにいくつか書きだした文章があるけど、最後の最後に出てきた下記の文章を読んで「現代人に“好きの貯金”なんてあるんだろうか」「2010年以降のこどもたちは“好きの貯金”を貯められたんだろうか」とふと考えてしまった。

    p.168
    「見仏記」のヒットや、仏像大使の任命などを経てつくづく思うのは、これは子どものときからの「好きの貯金」だった、ということです。

  • 荒木博之さんのVoicyを聴いて面白そうと思ったので購入。

    みうらじゅんさんは、その存在そのものがなんか特別。
    いつの間にか昔から存じ上げていて、ご本人の名前と一緒にサブカルとかマイブームとか仏像とかのワードが、くわしい関連は知らなくても紐づけられてくる不思議な存在。

    そんなみうらじゅんさんが、一体何を仕事にして生活しているのか?を知れる貴重なお話がこちらの本。

    意外だったのは、自分をなくしてマイブームを作り出すというところ。
    ご本人の佇まいから、他人とは違う特別な自我を強烈にアピールしていくタイプではないなとは思っていた。
    むしろ、強烈で特別な自我が勝手に滲み出ちゃう系の存在感の怪物なんだろうと思っていたが、どうやらそれ自体がプロデュースであるっぽい。

    一見マイナスな出来事にイラッとしたり凹んだりする「自分」をなくして、「そこがいいんじゃない!」と、思い込ませるというお話も、なんとなくそんな自己プロデュース感に通じる気がする。
    ただ、完全に自分を無くす、自分がないわけではなくて、目のつけどころ、萌芽の起点はやはりみうらさん独特の強烈な個性、些細な違和感を捉えられる感性だと思うから、そこは天才なんだろうな。

    この本を読んで一貫してわたしが感じたのは「自我」を離れて状況を俯瞰するかと思いきや、それを俯瞰地点からコントロールする自我さえも力技でねじ伏せて洗脳するという、なんというか、捩れた自己管理作法だ。
    実はもう飽きてる、
    実はそんなに好きじゃない、
    そんなふうに感じる自我を押し留めて、ときに我慢していやげものを集め、
    ゴムヘビを蒐集する執念。
    笑ってしまうけど、
    ある種の感動すら覚える。
    それを極めた先にしか、ない仕事なんて作れないのだろう。

    余談になるが、先日の読書会で、世の中の誰もが知っているヒット商品をひらめきで産み出してきた元企業戦士の方のお話を伺ったときに、この本にもあった「事情を知らない強み」というワードとシンクロしてとても興味深かった。

  • 大好きで影響を受けた本
    自分の考えを持っていてすき。

  • 面白い。何事も簡単にいかないが、徐々に自分の形にしていくところが凄い。店屋に行っても、展示物を見ても、何かくだらないなぁと思えた物にも、視点を変えて楽しんで見えるようになった。

  • 偏愛バンザイ!変態バンザイ!

    仕事でもプライベートでも、日本人がみうらじゅん的な要素の1%だけ取り入れるだけで、世に漂う閉塞感やギスギス感がなくなると強く感じた。

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著者プロフィール

作家・イラストレーター

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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