- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163904894
作品紹介・あらすじ
累計40万部! 大ヒットファンタジー最新刊女子高生・志帆が、故郷の山奥で遭遇したものとは。ついに明らかになる異世界「山内」の秘密に震撼する“八咫烏”シリーズ最新作。
感想・レビュー・書評
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シリーズ5作目。
今作は現代と八咫烏の世界、そして山神までもが繋がっていった。
メインは山神と現代の高校生の志帆。普通に暮らしていたのに、いきなり山神の生贄なんて恐ろし過ぎる。
今までのどっぷり八咫烏の世界の方が、やっぱり好きだなぁ。
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八咫烏シリーズ5作目。
舞台はうって変わって現代の日本、人間の世界に。
高校生の志帆は、祖母と二人暮らし。
自分の親のこともよくわからないまま育ち、親戚から連絡を受けて故郷のことを知りたいと思い、村を訪れます。
祭りを見てみたいという気楽な気持ちでしたが、その祭りというのが‥
生贄伝説のある龍ヶ沼と、その隣にそびえる荒山。
祖母が母だけを連れて村を逃げ出したという、その理由は‥
危機に陥った志帆の前に現れたのは?
これまでの作品と急にトーンが違うので、戸惑いました。
土俗的な雰囲気というか、和風ホラーのような。
そういう雰囲気も書けるんだ、とは思いました。
優しい性格の少女がふいに異常事態に巻き込まれるというか、先祖伝来の問題に気付かされるというか。
八咫烏の世界につながってはくるのですが‥
壮大な流れというよりは、逆に世界が小さくなってしまったような印象も受けました。
構成の問題かも‥
無理に大きく繋げず、熱っぽく書き込まれている部分だけでまとめて、後は謎を残したほうが良かったのでは。
まだ十分、謎は残っていますけど。
この部分は異色作で、後はまた違うエピソードになるのか?
はたして面白くなるのか、謎は深まるばかりなのか。
乞うご期待です☆ -
いよいよ全体像というか世界が広がって行ってる。 烏、猿、山神、人間。 ただ、面白くなかったってことはないんだけど、そもそも私が興味持ったのがミステリー的な展開を期待してだったからいよいよ離れてきたかな。
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八咫烏シリーズ五作目。
山内と下界、猿との繋がり、山神の存在が明らかになる。
うーむ。2、3、4巻は個人的にグイグイ引き込まれて読んだのだが、5巻はちょっと足踏みというか…。
世界が広がり過ぎて、焦点がちょっとボヤけた感じがする。
山神のオレ様キャラに人間臭さを感じるといえばそうなのだが、ちょっと横暴すぎやしませんかね…祟り神というより、暴君。玉依姫になる志帆自身の人となりがあまり描かれずに御供さんになってしまうので、志帆に感情移入出来なかった。
古事記や地方に伝わる伝説のような神と人の世界を描いているのだが、現代の人間社会が登場することで、なんかこれまでの重厚さが薄れてしまうように感じるのは私だけだろうか。2019.9.10 -
えー、ちょっとガッカリ。
期待値が高すぎたのだろうか。スピンオフと考えれば悪くもないのだけど、烏シリーズからはちょっと外れてしまって本当に残念。
若宮のキャラが、山神に仕えてるという設定なせいなのか歯切れが悪いし、雪哉がいないのも残念。
ただの山神と玉依姫の恋物語だった。なぜ烏シリーズのスピンオフとして発表しなかったんだろう。前作までは独特な素晴らしい世界観だったのに、今作でただのありきたりな神話ベースの作品となってしまった気がする。-
私もがっかりしました。期待していた分もやもやと残って。すっきりまとめて下さってありがとうごさいます。次回作に期待でしょうか。私もがっかりしました。期待していた分もやもやと残って。すっきりまとめて下さってありがとうごさいます。次回作に期待でしょうか。2016/07/22
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八咫烏シリーズの第5弾。今回は八咫烏の世界がどうやって出来たのかなど色々と明らかに。登場人物も今までと変わり、人間の世界寄りの話。日本の神様の事などが沢山出てきて興味深かったです。
今までの登場人物の雪哉達が出てこなかったのは寂しかった。それと、若君も大人し目だったので次巻(第1部完結)で暴れてくれるのに期待してます!!
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これまでもずいぶんな展開に(よい意味で)裏切られ続けてきましたが、これは想定外も甚だしく、ちょっとテンション下がりました。時代が現代で、人間世界からはじまったのにビックリ。山内衆は、ここでは脇役。
玉依姫の伝説と、山神を結びつけた展開なんだけど、志帆はなぜここまで尽くすことができるのか、玉依姫とはなにか、のちに分かるようにはなっているけれど、そこに至るまでの志帆の姿には無理を感じてしまう・・・。
玉依姫の気持ちに添いにくかったのもあり、いまひとつのめりこめず。
それでも山内の秘密がついに明かされ、八咫烏たちの運命まで予見させる展開は、ますます目が離せない。