いのち愛しむ、人生キッチン 92歳の現役料理家・タミ先生のみつけた幸福術
- 文藝春秋 (2017年7月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163906904
感想・レビュー・書評
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食べること、料理を作ること。
毎日の「食」を大切に。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
元気なご老人を見るのは楽しい。末長いご活躍を。
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若杉友子さんと言っていることは似ているけれど、
こちらの方が大らかで好きかも。 -
タミ先生の生き方に惹かれる。
洗い桶を2つ用意して、水で洗いお湯ですすぐ。そしてお湯は掃除にも使う。水を大切にできることをしようと思った。
卵の殻は細かく砕いて、鍋や水垢の掃除と植木の肥やしにする。
よそ様から頂き物をしたら、お供えしてから頂こう。
気圧の谷のときは消化の良い野菜や、魚、汁物にする。消化に時間のかかる、油っぽいものはさける。
知っているのとやっているは違う。学びを生業とする学業にして、暮らしに役立ててこそだおいう文章に強くうなずいた。
ナスのガクを干しておいて黒豆煮を作るときに入れるときれいな色が付き、ガクもおいしいという。この夏に準備して、次のおせちはやってみる。毎年錆びた釘もなくて色が物足りなかったから、これはとても朗報。
水出しもまねて早速作った。調理の時にだし汁ストックがあると効率がよいから習慣にしたいところだけど、数日で途切れ中。
竹ざるでお米の水切りをしてみたくなり、馬毛のこし器も惹かれる。
料理は流れが大事。段取りを考えて並行して片づける生活を身に着けたいから、とにかく練習だ。
キッチンペーパーを使わない生活も真似したい。
さらしは蒸したり濾したり絞ったり、まな板を軽く拭くためにたくさん用意し、布巾は木綿の古い布を幾重も重ねて縫って食器拭きや台ふきにしているそう。
頭で考えてないで、実行だな。憧れるー。
食事は生きていく中で最も大切。だから食事作りを中心とした私の生き方を磨いていきたい。 -
心を込めて料理を作ること、それが心身の健康に繋がる。
食材はもとより、道具の選び方や台所のものの管理など料理を作ることに関してこだわる。
しかし、そのこだわりは、心を込めて、食が変わり、生き方が変わり、人生がおいしく豊かに開けていくことにしながってくる。
料理とは、心を調えることにも繋がっているのだと思える本。 -
いいなー、ほんと、そうだなー、と思う。
嫌な感じなく、ひっかかりなく、スっと入ってくるのは、やはり根っこがある人だからだろう -
もうなんていうか、ほんとに読めてよかった。
お年寄りの方とどんどん触れ合う機会がなくなり、昔はひとからひとへ受け継がれたにんげんとして大事なものを受け取れたような気がします。
大事なものがたくさんつまった、素晴らしい本です。