心霊電流 下

  • 文藝春秋
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163909660

感想・レビュー・書評

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  • ジェイコブス師の治療を受けたジェイミー。ダニー師と名を変えて、癒しを行動を追う内に、その目論見に巻き込まれていく。
    下巻になり、話は進展していく。本筋から外れているような故郷の話も、さまざまな形でつながっていて、最後に響いてくる。上巻で醸し出した不気味さは、最後の最後まで、つながっていく感じである。
    上巻では、語り口くらいに思えたクトゥルフ神話的なところも、メインでからむ。最後まで引っ張るが、その情景も禍々しく、語られていて、目に浮かべると、なかなかに気味が悪い。最後の一件後に語られるジェイミーを含めた関係者のことも、とても「らしい」部分であると感じた。そのためか、いつもキングの作品の最後に感じられる「希望」は、今回あまり感じられない。もやもやとした不穏さを感じさせる終幕だった。

    しかし、原題の「REVIVAL」に対して、なんで、この邦題なんだろ。「REVIVAL」自体をそのまま使うのが厳しい感じはわかるものの、特に「心霊」は、違和感が残るんですけどね。

  • いやあ、面白い。怖さはまずまずかな。

  • 偶然にも音楽がらみ(ロックだけど)続きました。キングがクトゥルーを描くとこうなるのかぁ。いや切ない。とても面白かった「ジョイランド」との繋がりもでてきてニヤリ。原題はRevivalだけど最近のキングこそRevivalだ、おっかない〜。最高!

  • キングは稀有なストーリーテラーです。こんなたくさんアイデアが出るのが不思議。初期の頃の作品は読みづらく、翻訳が読みやすくしてるから?しかし、あんまりホラー感が感じられなかったな。僕としては初期の様な小説を読みたい。

  • 電気系統のショック療法的な、ある意味ちょっと、いやかなり胡散臭い治療法で、重篤な患者を復活(リバイバル)させる元牧師と、子どもの頃から色々な形でその元牧師と関わってきた主人公との、不可思議な出来事を綴った物語。
    復活には致命的な後遺症が発生し、それが大きなテーマとなっているのだが、あまり怖さを感じない。
    「何かが起こった」とあるが、そこが弱い、というか、曖昧なままで、消化不良という感じ。

  • 牧師が前に興行に行った遊園地はジョイランドのとこ?緑の服の子が写真とってくれるという…。
    最後に向けてガーっと進んでいった。
    牧師の最後の実験が終わったあと、バタバタと崩れて行った。
    見たこともない、有り得そうもない事なのに、映像が浮かぶのはさすがキング。

  • ラスト秀逸過ぎ!

  • なんだか
    イマイチ
    残念です

  • N
    1408

    繋がりがある?

  • 上と同じ

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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