- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163910093
作品紹介・あらすじ
ああ、もう全部食べたい。
ベストセラー「和菓子のアン」の著者の人生の娯楽はおやつの時間。美味しいものがひそんでる銀座の名店から量販店のスナック菓子まで、ふわふわ、サクサクのホロホロ、こってりあっさりの奇跡の融合に、パリパリカリポリ、つるんとなめらかにさらさらと語り尽くします。
お菓子にまつわる小説も併録。
小腹が空いている時に読めばおやつテロ。ダイエットしようと思っている時に読めば挫折しちゃうかも。ページをめくるたびに、広がる楽しいおやつの世界。
著者の描写力に舌と胃袋が負けること間違いありません。
自分にご褒美、今日のおやつは何食べる?
感想・レビュー・書評
-
さすがは『和菓子のアン』の作者さん!おやつの描写がとても上手で、どれも本当に美味しそう。坂木さんのおやつへの深い愛情がすごく伝わってきた。おやつにまつわる短編の小説も収録されていたり、銀座の美味しいおやつを紹介する連載があったり、内容も豊富で楽しめた。いくつも食べてみたいおやつが出てきてしまった。坂木さんはまた、食べっぷりも素晴らしくて、わたしもつい食べ過ぎてしまうので、その点でも親近感を持ってしまった。エッセイが主体の本だが、読後は『和菓子のアン』シリーズと同じようなほっこりした感じ。坂木さんの書く素敵な文章やお人柄によるものなのかもしれない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
坂木さんのおやつに関するエッセイや短編をまとめたもの。銀座のお菓子の豊富さって改めて見てみるとすごいな。パーラーとか行ったことがないけれど、一度現地で食べてみたい。
「チヨコレイコ」って、そういうことか。納得。 -
おやつのある人生は楽しい。
おやつは余白であり過剰である絶対必要なものではないからこそ、人生を楽しくする。
おやつという字面も響きもかわいい。 -
私も好き。でもパサパサしたのは苦手かな。
しっとり系が好きです。
それにしても作者は本当におやつが好きなんですね~
ひとつの商品を紹介する文章が愛情たっぷり。
素敵な言葉のオンパレード。
幸せな気分になれるから、坂木さんの本をいろいろ読みたいかも。 -
主に銀座にゆかりのあるお菓子のエッセイ集、もしくは菓子・スイーツテロ本w
どれもおいしそうで、食べに銀座行きたくなるけど、このコロナウイルスの影響で行けそうにない……。いや、そもそも、そうじゃなくても敷居が……しくしく。でもいつか行ってみたい、「なんだあ~全然敷居が高くないよ~」って思うかもしれないから。
唯一、メルヘンは大宮駅にあったと思うので、落ち着いたころに買ってみたい。 -
"和菓子のアン"シリーズの坂木司さんの、おやつへの愛が詰まったエッセイ。和洋中に関わらずお菓子への愛が本当に伝わってすごく幸せな気持ちになった。読んでると行ってみたいお店、食べたいお菓子リストができてしまうのは必至。特にミルフィーユが食べたい!短編『チヨコレイコ』もとっても良くてうるうるしてしまった。
-
食べ物が出てくる小説やエッセイが好きな私にぴったりな本。池波正太郎さんのエッセイも読みたくなった。
-
この人、本当にお菓子がスキなんだな、と読んでいて思った。お菓子の見た目、食感、食べた感想などの文章は柔らかい感じでどんなお菓子も分け隔てなくまるで人間のように扱っているかのようだった。私もお菓子は好きでしょっちゅう食べてはいるが、筆者のお菓子愛には負けてしまう。今度からお菓子好きと周囲の人に言い張れなくなってしまったのでやっぱり☆マイナス1にしようかな、