平成野球 30年の30人 (Sports graphic Number books)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 38
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163910161

作品紹介・あらすじ

江夏豊さん推薦!「雄太は今、俺が1番信頼する野球ライターだ。彼はこの30年間、ずっと野球の現場にあって、選手や監督の心に寄り添い、信頼され、野球人が驚き信頼する記事を書き続けてきた」幾多の感動ドラマが生まれた平成の時代、著者が「Sports Graphic Number」を中心に発表してきた傑作ノンフィクション・インタビュー記事を「1年1人」のコンセプトでセレクト。あなたの大好きな平成の野球が、この一冊に詰まっています。平成30年間の豪華ラインナップは以下の通りです。平成元年 中畑清/2年 与田剛/3年 清原和博(vs.野茂英雄)/4年 西本聖/5年 野中徹博6年 長嶋茂雄/7年 野村克也(イチロー分析)/8年 伊藤智仁/9年 桑田真澄/10年 王貞治11年 星野仙一/12年 杉浦正則/13年 中村紀洋/14年 松井秀喜/15年 高橋由伸16年 和田毅/17年 今岡誠/18年 イチロー(WBC秘話)/19年 イチローvs.松坂大輔20年 山本昌/21年 斎藤佑樹/22年 22年 ダルビッシュ有(日ハムのドラフト戦略)23年 谷繁元信/24年 栗山英樹/25年 則本昴大/26年 秋山幸二/27年 藤浪晋太郎28年 川﨑宗則/29年 松坂大輔/30年 大谷翔平(メジャーデビュー直後のロングインタビュー)そしてイチローが引退した平成31年は、書き下ろし。菊池雄星、吉田輝星、丸佳浩、菅野智之らスター選手登場しますが、主人公は「野球の神様」?(詳しくは本書をぜひ御覧ください!)

感想・レビュー・書評

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  • 思えば平成の初期はまだまだ昭和の名残で
    巨人中心のプロ野球でした。

    それがストライキを経て、メジャーリーグ
    への移籍、パ・リーグの人気上昇もあって
    現在では様変わりです。

    令和の時代は日本のプロ野球はどう進化
    していくのでしょうか。

  • 平成30年間、日本プロ野球人を取材し、雑誌記事を書き続けた著者。平成野球の取りまとめとして自身の記事から30名のプロ野球人のインタビュー記事を厳選。この一冊で平成の日本プロ野球界を総括する。

    登場する野球人は昭和のスター選手を経て名監督に評価された長嶋、王、野村、星野。メジャーに挑戦したイチロー、松井、松坂。そんなスーパースターもいれば、わずか数年の輝きだけで引退してしまった選手たちも。

    野球界における平成とは、オリンピックやWBCにプロ中心の日本代表が参加し、日本人が当たり前のように海外プロ野球に挑戦した時代だった。鎖国から開国を経て、近代国家となった明治維新のようなものだ。そして、維新のきっかけ、黒船来航に例える事件とすれば、野茂のメジャー挑戦だろう。その野茂が本書に登場していないのはちょっと残念。

  • 年々、プロ野球への興味は薄れているのですが、それはたぶん、いまだに漂う昭和的な、非合理的な体質への違和感がますます大きくなっているから。だけど、久しぶりのこの野球本は面白かった。雑誌Numberなどで活躍するライター、石田雄太さんによる、平成30年間の各年を代表する30人へのインタビュー集です。

    中畑、与田、清原、西本、野中、長嶋監督、野村監督、伊藤(智)、桑田、王監督、星野監督、杉浦(正)、中村(紀)、松井、高橋(由)、和田(毅)、今岡、イチロー、松坂、山本(昌)、斎藤(祐)。ダルビッシュ、谷繁、栗山監督、則本、秋山監督、藤波、川崎(宗)、大谷

    30年もあれば、これだけ幅のある選手が揃う。活躍した選手のインタビューもよいけれど、印象に残ったのは、ケガや手術から復帰した選手の姿です。特に、同学年ということもあって、桑田の肘の手術からの復活劇には、あらためて感じ入りました。

    桑田やイチローのような本物のアスリート、プロフェッショナリズムを持った選手がもっと増え、マスコミも野次馬的なノリじゃなく、アスリートとしての姿を報道してくれると、まだまだ野球も面白くなるような気がするんですけどね。

  • さすがナンバーというような、しっかりしたインタビューと取材に基づく、良質の文章で、平成プロ野球を振り返れる本書。

    昭和の終わりに生まれ、”劇空間プロ野球”をはじめとする民放のプロ野球放送で育った私にとっては、まさに少年時代を鮮明に思い出すことが出来る良書。

    この本の価値を減ずるものでは決してないが、登場する選手を球団でカウントすると(複数球団在籍した選手は、在籍が一番長い球団でカウント)、若干の偏り(巨人が5、ロッテ・広島が0)がみられるのが、著者が一人であることの限界か。

  • いまだに現役で活躍している選手名が出てくるのには驚き。息が長いんですね。

  • 2段組みで、読み応えかなりアリ。

    「野球の神様」って、いるんだろうなー。

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