真面目にマリファナの話をしよう

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 698
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163910741

作品紹介・あらすじ

「マリファナはなんで悪いの?」「マリファナはなんでいいの?」――坂本龍一(音楽家)シリコンバレーの超エリートが、セレブが、続々とマリファナ・ビジネスへ参入!?日本人が知らない、合法化にいたるまでのアメリカの長い長い歴史と、解禁後のいまを追ってアメリカ大陸を西へ東へ。マリファナ観光からマリファナ栽培学校まで、世界を席捲する4兆円の巨大市場「グリーン・ラッシュ」の最前線をゆく!

感想・レビュー・書評

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  • マリファナ?大麻?
    幻覚とか見ちゃう系のやつ??知らんけど。
    …って程度の認識しかない私が通りますよ。

    かの自由の国、アメリカでも違法とされていたマリファナが、なぜ、どうやって合法化の流れに乗ったか、なぜ危険ドラッグとして、厳しい取り締まりの対象になっていたのか、著者の取材を時系列で追う形でまとめられていました。

    面白かったかと言われれば…?うーん、別にそんなに愉快な本ではない。でも、興味深い内容ではありました。
    最終的な感想は、違法にしたり合法化したり、忙しいなぁ、ってことだけでしたけど。

    とりあえず、自分で調べたわけでもないのに「大麻はさぁ、覚醒剤とかとは違うし、ある意味酒よりも安全な嗜好品なんだよ?」とか言ってる人は10回読んだほうが良いです。

    ちなみに私は、これを読んでも嗜好品としての合法化が是とは思わなかったです。ただ、医療用としての利用研究は進むと良いな。

  • 内容は難しかったが、歴史的背景からマリファナについて描かれているのでとても勉強になる。

  • アメリカでカンナビスが合法化されていく歴史と、カンナビスの効能について。
    《麻薬》は社会的に好ましく無いから禁止されたのではなく、法で禁止されたから《麻薬》なのである。

  • 先日ニューヨーク州でも合法化が知事・議会において合意されたマリファナ。既に食品や化粧品などにおいてもCBDなど大麻由来成分が数年前から話題、ブームですが、いまいちよく分かっていなかった過去の経緯や今なぜ合法化なのか、といった背景について随分と勉強になりました。医療分野においてさえ強い規制がかかっている日本の感覚で「ダメ・絶対!」と覚醒剤などと一緒くたのイメージを持っていると世界での動きに大きく遅れる…というか、隔絶されてしまいますね。

  • 個人的に興味を持ち読んでみた。

    全3部構成で、
    第1部では筆者の取材を事細かく記している。
    第2部ではアメリカにおけるこれまでのマリファナの扱われ方の変遷。
    第3部ではマリファナの効果、現在での世界、日本での扱われ方について記されている。

    筆者がアメリカ在住&取材したということで、とりわけアメリカにおけるマリファナ事情について詳しく知ることができる。一方で、細部が細かく描写されているものの、全体の流れのテンポはゆっくりであった。

  • 日常のあたりまえを見直すきっかけになるかも、、、

  • ジャパニーズで最近話題の大麻とは何なのか、
    北の田舎には「大麻」(おおあさ)と言う地域がある、

    なんならそこら辺に生えてるし、
    ジャパニーズ神道には麻が絡んでくる、

    のに、なぜ大麻はダメなのか、

    そして、ジャパニーズの大麻を禁じたと思われるアメリカは大麻を非犯罪化されはじめている、

    そんなアメリカの大麻の歴史を細かく説明してくれている本、


    あまりにもムヅカシイ、
    読むのが大変だった、

    簡単に「大麻最高!!」みたいな本ではない、


  • マリファナは悪だ!と言うイメージが強い日本に向けて、佐久間裕美子さんの情報収集力と編集力に感謝です。今までにもたくさんのマリファナの記事や本で説明したり解説したものを読んできましたが、どれも信憑性にかけていたところ、こちらの本は歴史だけでなく、他の国の差別の話しや社会性、そして科学的な細かい成分の説明もわかりやすく、説得力があります。勉強になりました。

  • 大変勉強になった。
    普段意識してないからかもだが、海外の情報はなかなか追えておらず、大麻=麻薬=ダメ、絶対という三段論法でずっとニュースを見てきた。
    日本もどれくらいか遅れて追いつく日が来るのかも。

  • 自生大麻は効き目が薄いらしい。

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著者プロフィール

ニューヨーク在住歴20年。政治経済や社会問題から、ファッション、ライフスタイルまで幅広いトピックスについて執筆する。著書に『ヒップな生活革命』(朝日出版社)、『ピンヒールははかない』(幻冬舎)、翻訳書に『テロリストの息子』(朝日出版社)。www.sakumag.com

「2018年 『My Little New York Times』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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