ひとまず上出来

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163914824

作品紹介・あらすじ

たちまち重版!!

重ねる歳はあるけれど、明けない夜はないはずだ。

CREA連載「●●と▲▲と私」に加え、SNSで話題沸騰の推しエッセイ「ラブレター・フロム・ヘル、或いは天国で寝言。」、
楽しいお買い物についての書きおろしも収録。
いまの自分の「ちょうどいい」を見つけよう、最新エッセイ集!

***

化粧が写真に写らない/なぜ私のパンツは外に干せないのか/「疲れてる?」って聞かないで/ていねいな暮らしオブセッション2021/「四十代になれば仕事も落ち着く」は幻想です/「愛される」は愛したあとについてくる、らしいよ/#今日の鍛錬/私はちょっと怒っているんですよ/「おかしい」言うことの難しさよ /やりたいか、やりたくないかの二択です/中年の楽しいお買い物/ラブレター・フロム・ヘル、或いは天国で寝言。…ほか50エッセイ収録!

感想・レビュー・書評

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  • 肩の力をぬきたい時に。ジェーン・スーのエッセイ『ひとまず上出来』 | 朝時間.jp
    https://nordot.app/843770454720413696?c=426126268348957793

    明けない夜はないはずだ。――いまの私にジャストサイズの最新エッセイ集! 『ひとまず上出来』(ジェーン・スー) | 特設サイト - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/sp/su?ud_book

    『ひとまず上出来』ジェーン・スー | 単行本 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163914824

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      『ひとまず上出来』『定額制夫のこづかい万歳』『出会いなおし』編集部の推し本6選 | ダ・ヴィンチニュース
      https://ddnavi.c...
      『ひとまず上出来』『定額制夫のこづかい万歳』『出会いなおし』編集部の推し本6選 | ダ・ヴィンチニュース
      https://ddnavi.com/serial/905989/a/
      2021/12/20
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      ジェーン・スーが語る、40代を楽しく生きる方法 「”思春期再び”という感じであの頃を追体験している」|Real Sound|リアルサウンド ...
      ジェーン・スーが語る、40代を楽しく生きる方法 「”思春期再び”という感じであの頃を追体験している」|Real Sound|リアルサウンド ブック
      https://realsound.jp/book/2021/12/post-922226.html
      2022/02/04
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      更年期も「第二の思春期」と思って。笑えて、元気もらえる一冊。 『ひとまず上出来』 | BOOKウォッチ
      https://books.j-c...
      更年期も「第二の思春期」と思って。笑えて、元気もらえる一冊。 『ひとまず上出来』 | BOOKウォッチ
      https://books.j-cast.com/topics/2022/02/16017263.html
      2022/02/17
  • ジェーン・スーさんのエッセイをかなり久しぶりに読んだ。文章が的確で面白く、大変聡明な方なのだろうなぁと思う。現在40代のジェーン・スーさん自身のこれまでの経験から学んだことなども書かれており、ためになった。色々心に残った箇所はあるが、ひとつ挙げると「できるかどうかではなく、やりたいか、やりたくないか」と。色々な意味で自分に対して素直になれる言葉だと思った。硬軟織り交ぜてバラエティーに富む内容で面白く読んだ。

  • ジェーン・スーさんの対談集がすごくよかったので、今回初めてエッセイ集を購入。もっと早く出会うべきでした!妙齢の迷える心を、こんなにも軽くしてくれるとは!痛快で軽快で、ほどよく下世話ではあるが品は落とさない。そのバランスが最高です。「ひとまず上出来」というタイトルからして中年女をホッとさせる言葉。体力は下降、メンタルもグズグズでトホホな自分に、スーさんの発する一字一句が沁みまくりでした。
    推しへの愛を語った「ラブレター・フロム・ヘル 或いは天国で寝言。」もすごくよかった!推しの存在は日々を彩る!熱量に個人差はあれど、沼に身を沈めることの心地よさとはそういうことなんだよね!と頷きまくりです。
    赤と白のシンプルな装丁もナイス。当分は傍らに置いて、スルメかじるような感覚で何度も読み返したい一冊。

  • クスッと笑える軽快な語り口で書かれているのでスラスラ読めるのだけど、そこには大切なことがギュッと詰まっているので「しっかり咀嚼して理解しないといけないぞ」という気持ちになる。今回もやっぱり元気をもらって勉強にもなるスーさんのエッセイでした。

  • あー面白かった。
    やっぱり私は小説よりエッセイのほうが好きなんだ。
    彼と別れた、とか。

    2016年から昨年まで雑誌creaで掲載されたものに加筆
    再編集書き下ろし。
    ジェーン・スーさんは43歳から48歳です。

    推しって誰だろう?
    調べてみようっと。

    心理テストをメモしておきます。

    〈まず、自分が家にいるところをイメージします。
    赤ちゃんが泣きだしました。
    電話と玄関のチャイムも鳴っています。
    加えて風呂の水が出しっぱなしなことにも気づき
    猛烈にトイレに行きたくなった。
    あなたはどれから片づけますか?〉

    (ちなみに、トイレはこの続きを読むと耐えられる範囲
    漏らすほどではないと思われます。)

    私は風呂の水→玄関→赤ちゃん→トイレ→電話

    人生の優先順位がわかるのだそうです。
    赤ちゃんは「愛情」
    電話は「仕事」
    玄関チャイムは「友人」
    風呂の水は「お金」
    トイレは「自分自身」

    だから私の優先順位はお金→友人→愛情→自分自身→仕事となりました。

  • 歳を重ねても人生を楽しめそうだなと思える本だった!

  • シスターフッドとアメリカンミュージック好きなとことマイノリティの味方っぽいところとオタク味プラス、乙女心も決して忘れていないところが、スーさんの魅力だと勝手に思っていて、それが絶妙に散りばめられている一冊。

    特に「頑張った人が属性に関係なく報われる社会になることを望んでいます」は、
    「ほんとにそう!!!」と思った。
    頑張れることは卑しいことではない。頑張れる人は誰になんと言われようと頑張ればいい。足引っ張るな!

    巻末の推し活に関する「ラブレター・フロム・ヘル」、
    「本当にどうかしている。だが、確実に救われている」
    「推しが後ろ盾になり新しいものの見方を覚え、私はとても豊かになった」
    等々……
    共感しかない。そして
    「あなたが自信を持って輝き続けることを祈る者の存在を、ゆめゆめ忘れないで欲しい」ビバ推し活。ビバジェーン・スー

  • ジェーン・スーさんの本は以前から一通り読んでいるのでこれもとりあえず手を付けるか、と読みました。
    たしかに面白かったけど30代のまだ自分はここまでの境地には至っていないかな、というのが素直な感想。
    以前よりも「わかる~」が少ないのはきっと老いを楽しみ始めたスーさんは私のまだまだ先を走っているということだろうなと思いました。きっといつかこの本が共感の嵐になる日が私にも来るんだろうな。

  • 普段「over the sun」を聞いているので、それと同じようなスーさんの話がたくさん読めてよかった。この本では「老い」に関する話が多かったように思う。本来はマイナスなイメージのある「老い」をスーさんなりに楽しんでいる感じ。その生き方が素敵だなと思った。一つが2ページ完結なので、サクサク読めるし、寝る前の読書にもちょうどよかった。

  • スーさんの本はタイトルがいつも素晴らしいと思う。刊行されたその時に読む我々が欲しい言葉というか。

    と思ったのも束の間、もくじに記された「化粧が写真に写らない」の1行目から吹き出した。そこから始まるのねw
    ゆるりとスーさん節に乗って、自分では言語化できないアレコレを読める心地よさ。

    「英国の紅茶で尻を拭いても生活に彩りが加えられることはない」ちょっと待ってくれ、なんの話?(笑)
    「執着するにも若さがいる」この辺はお気に入りの章。

    「『らしさ』の深い落とし穴」は昨今の男女のらしさの在り方から生きづらさまで、よくこんな簡潔にズバッとまとめられるなぁと印象的。
    「頑張れたっていいじゃない」「みんなでアレの話をしよう」「『おかしい』と言うことの難しさよ」は今、必要だよなぁって思った。

    「昔の私に教えてあげたい、夢の叶え方」これは社会人になる前に読めると嬉しいね。

    最終章の推しラブレターは最&高。

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著者プロフィール

1973年、東京都出身。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティー。『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月~木曜午前11時TBSラジオ)に出演中。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で講談社エッセイ賞を受賞。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)、『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮社)、『これでもいいのだ』(中央公論新社)、『ひとまず上出来』(文藝春秋)、『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)など。

「2022年 『OVER THE SUN 公式互助会本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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