- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163916712
作品紹介・あらすじ
年明け早々、38年ぶりの書き下ろし小説『奇跡』が大ヒット。コロナの間隙を縫って行われた3年ぶりの桃見の会も大盛況。今年もパワフルに東へ西へと大忙しと思いきや……世間の予想を軽々と超えてくるのがマリコ流。なんと母校日本大学の理事長に電撃就任! 大学の「マッチョな体質」を変えるための最初の一歩を踏み出したのだった。昼間は理事長室に通い、夜には原稿、そして週末は全国を飛び回る。理事長になっても我らのマリコは止まらない。「週刊文春」の人気ご長寿連載エッセイ、ついに34巻!
感想・レビュー・書評
-
林真理子さん、最新エッセイ。主に2022年の1年間の連載を収録。相変わらず読みやすく、移動中に読み進めるのに最適だった。林さんは同年7月から日大の理事長に就任し、作家と大学理事長の両立等についても書かれていた。林さんのエッセイを読むたび、人脈の広さに感心してしまうが、その林さんの周囲の人たちが、コロナ禍中に日本の国力が大きく衰退した、とか、今や欧米の人が日本を訪れるのは日本人がタイを訪れるのと同じ感覚と話している、という点が個人的に気になった。日本人は全体的に働きすぎだと思うが、以前はそれが国の発展に貢献していたものの、そのやり方ではもう立ちいかなくなってきているということではないだろうか。治安や衛生面、ホスピタリティー、和食を含めた文化、など日本が誇れる点はたくさんある。そうした良い面を維持しながら、色々な意味で「豊かな国」であり続けて欲しいとつくづく思う。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
林真理子のエッセーは、ずっと読み続けているが、毎回一気読み、今作もそう。
ずっと読み続けていると作家の好きなものにも詳しくなってきた。
美味しいもの、海外旅行、歌舞伎の話題などがリズムよく綴られていく。そして読んでる途中で歌舞伎界の事件のニュースが、、、。事実は、小説よりも奇なりを実感した。 -
毎年前年分が一冊になるこのシリーズ楽しみにしています。
ギネスのこのエッセイ、第34巻だそう。
林真理子さんが日大理事長をされると聞いた時
お仕事減らされるのかなと心配していたけど
ananと文春のエッセイは続けられると聞き安心しました。
でも林真理子さん、小説を書かないと書けなくなる
と実感して、また小説を書く時間を増やしていくようです。
筋トレみたいなものなんだなあと痛切に感じました。
さて、この本も例年通り非常に面白く
昨年はこんなことがあったなーと思い出す時間となりました。
ああ、また一年待たなくちゃいけないんだ。
読み終えて淋しい。 -
毎回似たような話題…とわかっていても つい読んでしまう 林真理子さんのエッセイ。
いつもの お買い物 美食 ダイエット話題はちょっと控えめで 時事話題が多くて いつもより面白かったです -
昨年の出来事を著者の視点で綴ったエッセイ。唯一無二の面白さで新刊でるたびにすぐ読んでいる。
神田沙也加さんの訃報、安倍元総理、ウクライナ侵攻など幅広い。自身の日大理事長就任、コロナ後の付き合い方の変化、日常の出来事まで綴られている。理由は分からなかったが、ひろゆきが嫌いなことも知った。 -
2023 10/29
-
毎回期待を裏切らない面白さ。
日大の理事長になったばかりの頃のエッセイなので、次回作も楽しみです。 -
昨年のお話なので、まだ日大もこの騒ぎになっていない時。忙しく充実された毎日に書かれたエッセイ。
毎日大学に通って一生懸命だったのに、いろんなバッシングを受けることになるなんて。
真理子さんにはいつも元気でいて欲しい。 -
いつも似たような感じなんだけれど、ついつい新しいのが出ていると読んでしまう。
-
マリコさん おもしろ〜い(笑)(笑)(笑)出てくる言葉や芝居の題名、めっちゃメモした。