- Amazon.co.jp ・本 (619ページ)
- / ISBN・EAN: 9784165112105
作品紹介・あらすじ
自らの〔終焉〕を直視した人々ならではの生の記録と思索のあと。事実が語る『勇気』と『感動』の5作品。文芸春秋70周年記念出版。
感想・レビュー・書評
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4/14
『病いと闘い、迫りくる死を直視しつつ綴られた日記、手記、詩歌など四作。限られた生を完全燃焼した人のみが遺せた愛と感動の記録』(「文藝春秋BOOKS」サイトより)
目次
解説 自分の死を創る時代(柳田邦男)
輝やけ我が命の日々よ―ガンを宣告された精神科医の1000日(西川喜作)
詩集 病者・花―細川宏遺稿詩集(細川宏)
死出の衣は(折笠美秋)
「死への準備」日記(千葉敦子)
道程輝きて―夫のガンと共に闘った12冊のノートから(土田倫里江)
『「生と死」の現在』
編集:柳田 邦男
著者:西川喜作, 小川鼎三, 折笠美秋, 千葉敦子, 土田倫里江
出版社 : 文藝春秋
単行本 : 619ページ
発売日 : 1992/10/1詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
癌やALSで、命の期限が遠くない先に迫っている。でもそのことに脅えないで、恐れないで、前向きに生きた5人記録と思索の記録集。
●『輝やけ我が命の日々よ―ガンを宣告された精神科医の1000日』(西川喜作)
●『詩集 病者・花―細川宏遺稿詩集』(細川宏)
●『死出の衣は』(折笠美秋)
●『「死への準備」日記』(千葉敦子)
●『道程輝きて―夫のガンと共に闘った12冊のノートから』(土田倫里江)
どの方のも、その生きる姿勢に感銘を受けます。
千葉敦子さんのはアメリカで癌治療を受けていたこともあって、他の方とその過ごし方が大きく違う。彼女のアクの強さというのか、攻撃的なまでの文章は、苦手な人もいるでしょう。
ただ、ジャーナリストだっということもあって、その文章には引きこまれ、一気に読めた。