[ 内容 ]
数え方にもよるが、日本人の名字はなんと三十万種近くにもなるという。
こんなに厖大な数の名字がどうしてできたのだろう?
その中でも「佐藤さん」「鈴木さん」たちが多いわけは?
徳川家康はなぜ「源朝臣家康」なのだろう?
身近でありながら疑問だらけの名字のルーツ。
古代の「姓」から「名字」が生まれてくる過程を、武家支配と「家」の誕生という中世日本史のダイナミズムにからめて詳述する。
[ 目次 ]
第1章 名字の不思議
第2章 武士団と名字の形成
第3章 名字の全国的普及
第4章 江戸幕府の苗字・帯刀の制限
第5章 世界の姓氏と明治の戸籍法
第6章 先祖探しと名字
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