- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166601172
感想・レビュー・書評
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MT3a
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意図して民間人を標的にしたのと付随的損害を混同したりなど、不正確な記述が散見されるため、あんまりしっかり勉強したい人が読むものではない。
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前著「戦争学」は通史だったが、新戦争学では、第二次世界大戦後の近代戦のみを取り上げている。総力戦から局地戦になっていくところを紹介している。
第1章 戦争を考えるために
第2章 第二次世界大戦前夜
第3章 第二次世界大戦
第4章 冷戦下の制限戦争
第5章 ポスト冷戦の局地戦争 -
第一次世界大戦以降~現代までの戦術・戦略論の概要。特に戦闘教義の変遷を追っている。
戦闘教義とは、必殺技戦術のこと。優れた戦闘教義がないと、優れた戦略が構築できない。平時から、過去の反省を基に、戦闘教義をよく研究・ブラッシュアップすることが大切。
企業の研究開発にも役立つコンセプトが多い。 -
本作は近代戦の話である。前作はドクトリンが話の中心であったが今回は戦争の様態とドクトリンのかかわりが中心である。こうして全体的なドクトリンの話とそれをいかにして運用するのか、運用する方法はどう変わっていったのかを解説している。さらに、当時主流だった総力戦論や戦略爆撃論などの説明。その時の軍事的な列強の情勢などが事細かに説明されているのでどのようにして戦争へ突入していったのかなども読むことができる。20世紀に入ってからの大きな戦争に関してはほぼすべて俯瞰して読めるのですばらしい。特にベトナム以降の戦争教義に関してはあまり本がないためどういう推移で戦争が行われたかを知るのにもなかなか良い本であろう。
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社会科学の一分野としての戦争を考える試み。
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こういうものを読めば読むほどに日本のことが不安になる(笑)
それはさておき、仕事をする上でも非常に有益でした。
また、世界史を別の視点から学ぶのも楽しそうだなと、興味を持ちました。