私たちも不登校だった (文春新書 203)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166602032

作品紹介・あらすじ

「学校に行かないなんてとんでもない」。不登校の子どもやその親に、こうした言葉がどれほど浴びせられただろうか。しかし、「普通でないこと」を罪悪視する学校という場所になじめなくても、人生を自分の力で切り開いていった少年少女はたくさんいる。彼らは学校に行かなかったことのマイナスも冷静に見つめ、ゆっくりと「夢」を実現するために歩いていった。「私は学校が好きだった」という女性ジャーナリストが、驚きをこめて描いた素敵な若者たちの記録。

感想・レビュー・書評

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  • 私たちも不登校だった。江川紹子先生の著書。不登校でも自分なりの努力で社会的な成功をおさめることができる。元不登校状態にあった経験を持つ人たちの実際の体験談がたくさん紹介されていて、不登校や不登校児に対する負のイメージを変えてくれる良書。

  • 「夢を持つ事が大事」
    不登校だろうが、登校だろうが関係ないと思う。
    という事でこの本は参考にはならない。

  • この方、テレビであのオウム事件の頃に
    多数ワイドショーに出演されていました。
    この方のコメントが好きで、
    それはきっとこの方の哲学に起因しているのでしょうけど
    暖かい眼差しが好感を呼びました。

    その江川紹子さんの『ひきこもり』『不登校』関連の本。
    首都圏にあるのでしょうが『東京シューレ』という
    不登校児を対象にした校外学習の場所を中心に、
    多数の子供達の場合をそれぞれが大人になって
    今はどう社会に関わっているか、本人の振り返りを軸に
    家族や周りの人々の関わりなどリポされている。

    本人が不登校に至る心の動き原因を邂逅し、
    周りの大人たち、友人たちの関わり方も含め
    何が大きな原因で、どうあったら違ったのだろうか、
    またそこから変わる過程も丹念にルポされている。

    大人になって様々な立場で、
    今は幸せに社会人となるそれぞれの子供達。

    なかなか伝わってこない事例だけに、
    ドキュメントを知ることができるのは
    とてもいいことだと思う。

  • 良かった。私もこんな風2主体的に生きてこれたら良かったな。

  •  面白かった。不登校について肯定的に考えるきっかけになった。ちょっと不登校を美化しすぎてる感もあり、そこはあまり賛成したくない。

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著者プロフィール

江川紹子(えがわ・しょうこ) ジャーナリスト。神奈川大学国際日本学部特任教授。新宗教、災害、冤罪のほか、若者の悩みや生き方の問題に取り組む。著書に『オウム事件はなぜ起きたか』『「オウム真理教」裁判傍聴記』『「カルト」はすぐ隣に』など多数。

「2023年 『みんなの宗教2世問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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