海洋危険生物: 沖縄の浜辺から (文春新書 231)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166602315

作品紹介・あらすじ

青いサンゴ礁、白い砂浜。誰もが訪れてみたいと思う南海のリゾートには、想像もつかない恐ろしい生物が棲む。沖縄を代表する毒蛇ハブの名を冠すハブクラゲ。貝類で世界最強の毒を持つ美しきアンボイナガイ。運動靴も簡単に貫き通す毒棘を背鰭に隠すオニダルマオコゼ。光を認めると矢のように飛び込んでくるダツ。そしてその神経毒が怖いウミヘビ、圧倒的な咬力で襲ってくるサメ-。沖縄の海を楽しむ前に、ぜひ読んでおきたい一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 夏到来!
    海水浴が楽しみですが、海には危険がいっぱい。本書では、沖縄の近海に棲息する海の危険生物を紹介します。ハブクラゲ、アンボイナガイ、オニダルマオコゼ、ウンバチイソギンチャク、ヒョウモンダコ、オニヒトデ、ウミヘビ、ダツ、エイ、サメ、マンタなどの実際の事故例や体験談などを交えて解説。巻末には、個体別応急処置一覧と緊急時の医療機関情報も掲載。沖縄の海を楽しむ前に読んでおくべき一冊です。

  • ふむ

  • 鮫の被害にゾッとした。
    隣で鮫が様子見で泳いでるとか・・・

    この本を読んでどういう生き物か分かっても
    実際被害に遭った方が目の前にいた時や自分が被害に遭った場合
    冷静に対処できる気がしない

  • ウミヘビやハブクラゲなどメジャーな海洋危険生物だけではなく、アンボナガイやダツ,サメ,エイ,ウソバイイソギンチャク,カツオノエボシなど沖縄の海で遭遇しうる危険生物について羅網。過去の事故例から危険を避ける方法,もし被害に遭ったらどうするかまで分かりやすく紹介されている有用な一冊(ただし、ここで紹介されている安全策や被害時の対処方法が万能でないことはもちろんである)。
     ハブクラゲ除け薬の効果を実験するため、著者自らハブクラゲの水槽に腕を突っ込む人体実験のくだりなど、海洋危険生物と観光の発展に対する並々ならぬ執念が感じられる。さらに有害生物を食用にできないかというとりくみのくだりもおもしろい。
     ただ、章立てとその中で紹介されている海洋生物の種類に統一感がないのが残念。さっきまでウミヘビやハブクラゲの話をしていたのに、素人目には関連が無いような他の海洋危険生物の話題に突然切り替わられてはとまどってしまう。

  • 四百万人超の観光客の楽園にいま潜む危険!沖縄の危険はハブだけではない。海洋リゾートの中にこそ、ウミヘビ、ハブクラゲ、オニダルマオコゼなどの危険生物が潜んでいるのだ

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著者プロフィール

昭和43(1968)年、長野市生まれ。ノンフィクション作家。明治薬科大学在学中の平成4(1992)年、『毒蛇』(TBSブリタニカ・文春文庫)で第1回開高健賞奨励賞を受賞。平成11(1999)年、『朱鷺の遺言』(中央公論社・中公文庫)で、第30回大宅壮一ノン

「2010年 『ひめゆり 沖縄からのメッセージ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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