ゲリラの戦争学 (文春新書 254)

著者 :
  • 文藝春秋
2.96
  • (2)
  • (4)
  • (16)
  • (3)
  • (3)
本棚登録 : 86
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166602544

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 東2法経図・6F開架:391A/Ma82g//K

  • 3.11の半年後に著された本で、戦争の方法論としての「ゲリラ戦」を書いている。ゲリラとか戦争そのものについて、善悪ではなく、冷徹に優劣を述べているのが、戦争学のプロらしい。決戦ではなく持久戦のひとつとして、ゲリラ戦法は太古から存在し、近年のテロとは一線を画すようだ

  • 日本はどうしていくか、考えないと

  • ちょっと何か物足りない感じ。だーっと都度都度の戦争を追って、気がついたら終わっていたという感じ。まぁこの薄さだから仕方ない。この本で学んだ視点で今後戦争を見ていけたらと思う。

  • .@ttakimoto 氏がゲリラゲリラ言うからいくつかゲリラ本をば。以下抜粋。括弧内自分の注釈。

    ゲリラ戦の得意とするのは、気象地形の熟知(ニッチ・ローカルでまずは生存できるようにするということか)と小回りの機動力(迅速な意思決定、作戦変更、Pivotなどか)である
    ゲリラが戦うことができるのは、それに適した政治と社会の環境というものがある。すなわち、地域住民の暗黙の受容や支援協力が必要である
    ゲリラ戦闘は、ヒットアンドランを基本単位とする(正規軍と違い、本部からの必要品補充が見込めない上に、ヒットアンドランが基本ということは、どこで食うか。。。)
    持久戦 不敗が戦闘の目的である 戦力の温存を図る できるだけ戦争を長引かせる

  • [ 内容 ]
    ゲリラ戦とは、劣勢の非正規軍が優勢な軍事力に立ち向かう持久戦とされ、古代から取られた戦術だが、残された史料の入手が難しく、軍事史的研究も容易ではなかった。
    本書は、紀元前のユダヤ人ゲリラの闘争からアメリカ同時多発テロ事件に至るまで、過去の戦史から主に近代以降の具体的な戦例を拾い上げ、ゲリラ及び組織テロの軍事的な特色を分かりやすく描いて、二一世紀の戦争の姿を浮き彫りにする。
    ここで紹介されるゲリラ戦の極意は、弱者が強者と戦うためのすべを示し、企業経営の指南または人生訓としても意義深い。

    [ 目次 ]
    持久戦の戦略的背景
    ゲリラ戦の原型
    初期のアメリカ独立戦争
    ナポレオンのスペイン戦役
    軍靴の通り道=アフガニスタン
    両大戦の谷間=スペイン内戦
    中国の内戦
    瀬戸際戦略と持久戦
    冷戦時代の覇権地図
    インドシナ三十年戦争
    朝鮮半島のゲリラ戦
    ソ連のアフガン戦争
    アメリカ同時多発テロ事件
    教訓と展望

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 非対称戦争の現代にあって大いに参考になる本

全8件中 1 - 8件を表示

松村劭の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×