男のための漢方 (文春新書 428)

著者 :
  • 文藝春秋
2.40
  • (0)
  • (0)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 23
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166604289

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 年間に摂取する防腐剤、添加物、人工着色料の量は4キロと書かれていて、そんなに摂っているのかと改めて驚いた。これだもの疾患が増えるはずだ。

    蕁麻疹は体の内部の状態が良くない時に現れる。消化器系や神経系などの失調が根本原因になっている。免疫の低下には消風散エキス、十味敗毒湯エキス。

    基礎代謝で一番多く使われるのは筋肉。大腿筋や腹部の大きな筋肉を鍛えるといい。筋肉の次に使用量が多いのが肝臓。

    パニック発作の患者さんのつらさを目の当たりにして、社会全体の改善を求めていたり、養鶏場の鶏の飼育環境について述べられていたり、心情に訴えかけてくる文章が書かれていて心にしみた。

    ツム●とかの漢方薬についてではなく、オーダーメイド漢方薬局の調合、さじ加減が書かれている内容だった。


    ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*

    養鶏所の鶏について”養鶏場のニワトリ。土の上を歩くことも、太陽の光を浴びることもない。金属製かごの中で一生を暮らす。”と書かれていた。それを読んで食肉について知りたいと思った。

    ☞『私たちはなぜ犬を愛し、豚を食べ、牛を身にまとうのか』

  • 咳止めのエンドルフィンは、単品より葛根湯のほうが吸収力が高い。
    漢方薬を西洋医学的な処方にしても効かない。

    漢方ライフのためには、意識、環境、生活習慣、に気を配ること。腹式呼吸をする。

    花粉の小青竜湯は、症状を抑える薬。体質を改善するものではない。

    湿疹蕁麻疹は消風散、十味敗毒湯。

  • 2017/11/16 19:16:24


  • 漢方や特殊な治療は、個人差が大きいと聞く。

    確かに「気」のもちようといわれればそんな気もする。

    本文より、

    健康は人生の目的ではない、

    遠くから旧友が来れば杯をかわすのもいいだろう、

    人生において何を大事にしたいか、少し考えさせられた。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

東京・帝国ホテルプラザ内「幸福薬局」代表、中医師。東京大学薬学部、中国・国立北京中医薬大学卒業。アメリカ・ジョージワシントン大学経営大学院修了。『舌をみれば病気がわかる』など漢方に関する著書も多数。

「2022年 『舌をみれば病気がわかる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

幸井俊高の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×