浮世絵をつくった男の謎 岩佐又兵衛 (文春新書 629)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166606290

感想・レビュー・書評

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  • 図版がカラーで良いし、文章も分かりやすいが、真贋をめぐる話題は自分には別に興味がないので3にした。

  • 地元の図書館で読む。この画家の作品を1度見たことがある。素晴らしい絵でした。期待以上の出来でした。図書館で読む本ではなく、購入すべき本です。美しい絵画もありますが、ユーモラスなものが多いです。絵も素晴らしいですが、文章も読みやすいです。この画家の画集を眺めてみたいと思います。しかし、画集なんて、あるんでしょうか。

  • [ 内容 ]
    母を信長に殺されて、数奇な生涯を絵筆に託した謎の天才、岩佐又兵衛。
    江戸初期の生命力と退廃美をきわめた絵師の妖しい魅力を、日本美術の権威・辻惟雄が読み解く。

    [ 目次 ]
    はじめに 又兵衛論の総決算として
    第1章 伝記と落款のある作品
    第2章 又兵衛の謎―没後の言い伝え
    第3章 “又兵衛風絵巻群”の出現と論争
    第4章 “又兵衛風絵巻群”の驚くべき内容
    第5章 又兵衛と風俗画―又兵衛はどんな風俗画を描いたか
    おわりに 又兵衛から浮世絵は始まった

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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 「旧金谷屏風」についての記述が少なめですが、絵巻の解説主体ですので当然でしょう。
    新書サイズですので図の詳細部分はほとんど見えませんがカラーなのは嬉しい。

  • 朝日新聞の書評で何だかよさげだったので借りてみた。さほど日の目を見ていない浮世絵師の話。血みどろでキョーレツな画風。でも、昔の人ってそれだけ死が身近だったんじゃないかなぁとも思った。何にせよ、書評で見なきゃ読んでみようと思わない類の本ではあった。

  • 家門滅亡、画筆のみで生きてきた数奇な運命の天才、岩佐又兵衛=荒木村重の遺児という事で興味を持って購入。特徴的な豊頬長頤の顔がちょっと苦手だけど、血の色が生々しく圧倒されます。『上瑠璃』の濃密な描込み、目が回る@-@

  • 20080706(一般向けではあったけれどカラー図版がうれしい。辻惟雄さんが今までの意見を改められる下りがいちばんおもしry)(又兵衛いい。MOA美術館に行こうそうしよう。)

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著者プロフィール

東京大学名誉教授/多摩美術大学名誉教授

「2021年 『日本美術の歴史 補訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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