- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166609703
感想・レビュー・書評
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トレーディングの世界は「みんなが美人だと思う美人に投票するゲーム」
これが株取引を一番よく表現できてると思います。
ある程度適正な価格はROEとかで測れるんでしょうけど取引価格は買いたい人と売りたい人の気持ちで変わります。
自分が美人と思っても周りのみんなが美人と思うかが問題ということです。
つまりみんなが思う美人を予想するゲームと喝破されてます。
ホリエモンについても書かれていて著者がよく言われる制度の歪みを利用して大儲けしただけと言われてます。
ただ誰もが天才的に歪みを見つけれるわけではないですし僕はやっぱり彼は天才やったんやなあと思います。
僕らがなれるデイトレーダーについても書かれています。
大儲けしたデイトレーダーは時間に余裕がある主婦や専業トレーダーなんですよね。
僕ら仕事持ちは精神的に耐えられないというところを実体験を交えて書かれています。
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先日『年金は本当にもらえるのか』を読んで不明/不安だったことがスッキリわかった。この明解さが橘さんの魅力。
年金問題は解決可能。しかも、個人的に対応可能、という。え?教えて教えて!
答えは、「年金に頼らなくてよいように働き続ける」。なるほど〜。私はこれを聞いて怒り出すのではなく嬉しさにうなづいた。
著者のロジックはこう: もともと年金は「働けなくなった」人の収入補償。自営業は遅くまで働けるから少なめ。サラリーマンは定年があって早くに働けなくなるから多め。どうせ自分がもらえる年金の金額は不透明だから、働き続けるに限る。
また、目からウロコの、でも確かにそうだよなぁという指摘があって驚く。
例えば、「厚生年金は強制徴収され選択肢がないが、国民年金は払わないという選択肢があり市場原理が働く。だから国は一定レベルまでしか給付条件を下げられない」とか、「銀行の金利が低いと嘆く必要はない。低いのは名目金利。デフレにより実質金利は低くない。インフレもタイムラグがあるから焦らなくていい」とか、「本当に必要な医療保険は、入院1日目から60日目まで払われるものではなく、60日目までは払われず61日目以降に払われるもの」とか。
むむむ。
なかでも本書の白眉は、終章のタイトル「ゆっくり考えることのできるひとだけが資産運用に成功する」というメッセージ。ダニエル・カーネマンの「早い思考」「遅い思考」を取り上げ、後者を使うべきシーンに前者を使ってはいけない、という。ナルホド〜。 -
基本的な内容が網羅されている。常識とその論理的な説明がセットで述べられている点が良い。
常識は頭に入っていても、理由は頭から抜けている事があるので、この本を手元に置いて繰り返し読みたい。
一部理解しきれない点もあった(金利が高いと通貨は下落?) -
完璧には理解できてないが、端的に物を言っているので分かりやすくぼんやりと理解しやすい。2014年出版で、中で今後についても触れる部分があり、それと現在を比較するのも面白いかなと思った。また読み返して金融の仕組み?のような物を理解しておきたい。
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2020/07 再読。当時とはまた違う発見。
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金融業界のことがいろいろ分かりやすく書かれていてとても勉強になる本です。
わたしは株式投資をしていて、これまでにもいろんな金融本などを読んだり話を聞いたりしたことがあるので少しは知識があるほうだとは思いますが、為替などあまり詳しくないところが理解しやすかったです。
宝くじやマイホームなど多くの人には夢であるようなものの実態がどういうものであるかなど、知識のない人には知りたくなかったと思うようなことも書かれています。
ただ知らずにいるよりも、知るほうが今後の人生にプラスになると思います。
とてもおススメできる本です。 -
いささか悲観的すぎると感じる部分もあったが、全体的にものすごく参考になるし、あまり伝えられない真実が伝えられている。
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金融リテラシーをつけることはとても大切だと感じた。
特に保険の部分。
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マイホームVS賃貸論争や不動産についてやっとまともな(=数値で語る)情報が得られた感
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とても難しい本だった。
しかし金融リテラシーを高め、個人の資産を守り増やすための基礎として理解しやすい内容になっていると思う。理解できるまで何回も読み直したい。