新装版 竜馬がゆく (3) (文春文庫) (文春文庫 し 1-69)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167105693

作品紹介・あらすじ

浪人となった竜馬は、幕府の要職にある勝海舟と運命的な出会いをする。勝との触れ合いによって、かれはどの勤王の志士ともちがう独自の道を歩き始めた。生麦事件など攘夷熱の高まる中で、竜馬は逆に日本は開国して、海外と交易しなければならない、とひそかに考える。そのためにこそ幕府を倒さなければならないのだ、とも。

感想・レビュー・書評

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  • ▼第三巻で勝海舟と会う。もともと殺すために会いに行ったのに、弟子入りしてしまうというオモシロイ展開。

    ▼・・・・その後読み進めると、しみじみ思うんですが、竜馬さんって、

    ・勝海舟に気に入られ?から人間関係の財産をまるっと貰った。

    ・西郷に気に入られ?薩摩の財力と権力の保護下で海援隊の活動を全部スポンサーになってもらった。

    という2点が無かったら、まあただたんに剣道が強かったホームレス、に過ぎないんですよね・・・・どれだけ高説をのたまわろうが。

    ▼ひっくり返すと、そのふたりにそこまで愛されちゃったってことがもう、決定的なんでしょうねえ。

  • 感想は(八)へ

  • 今の世襲政治家だらけの日本を竜馬はなんと評するだろうというお話し

  • 三巻も文句なしですね!★5つです!!
    竜馬も凄いが武市さんも凄い。
    三巻。。登場人物が多い!
    おりょうさん、勝先生、久しぶりのお田鶴さん。
    皆がみんな、竜馬を好いてて気持ちが良いです。
    今後こんなに凄い人が出て来る世になるのだろうか?

  • いろんな女人が竜馬に惹かれている描写が多いけどおりょうはいつ出てくるんだろう、って思った。やっと出てきました!竜馬の未来のお嫁さん!ヽ(;▽;)ノ <わ〜|

  • 勝海舟への弟子入り、尊皇攘夷の暴動化、そしておりょうとの出会い…

  • 学生時代に途中で積んだ本。再挑戦して読了。
    映画「首」や某ソーシャルゲームの五稜郭イベント
    をきっかけに歴史物への熱が再燃。
    軌道に乗るとやっぱり面白くて一気読み。
    脱藩後の話から始まり、勝海舟、おりょうも登場。
    過去に大河ドラマ「龍馬伝」を2周したからか、
    ビジュアルはそっちをイメージしてしまうものの、
    英雄譚(ある程度の脚色有)は掛け値なく面白い。

  • 脱藩したと思ったら、こんなに早く許されてたんだっけ?
    人徳があるって素晴らしいね。

    竜馬が勝海舟に師事する章がぜんぶ好き。
    だんだん余談が増えてきてるけど。
    勝先生も魅力的ではあるんだけど、残念ながらついていく人は限られるかな。
    特に組織内では、疎まれそう。
    いまでいうホリエモン とかひろゆき みたいなイメージ。
    よほど重大なとき以外は議論しない、という司馬竜馬の考え方のほうが わたしは好き。

  • 「人の一生というのは、たかだか五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」

    2020/2/6読了(再読)
    学生時代から十数年振りに読んで、改めて日本人たるもの、一度は読むべき小説だと思った。文庫本8巻の大長編は名場面、名台詞も多いのだが、、竜馬がその人生観・死生観を語った台詞を採り上げてみた。

  • 龍馬が勝海舟と出会い、海軍学校を作るべく奔走する。勤王派、攘夷派と国が割れる中、多勢の考えにとらわれず、外国のものであっても、良いと思えば取り入れ、日本という国を作ろうとする竜馬の考え方は、今の私たちも見習わないといけないと思った。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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