宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション 上 (文春文庫 ま 1-94)

著者 :
制作 : 宮部 みゆき 
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 615
感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167106942

感想・レビュー・書評

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  • 宮部みゆき責任編集である。ミヤベが薦めるものなら間違いないかと思ったけど、すばらしいと思えるものと退屈なものが半々くらい。『或る「小倉日記」伝』松本清張が芥川賞作家だとは知らなんだ。謎もサスペンスもないけど、恐ろしく完成度の高い読み物でした。こういうレベルのものが読めるなら、純文学っつーのも、なかなかいいな。『削除の復元』まったく思いがけず小金井良精の名前が登場し、この本と出会ったのはもしや運命であったか、と。第4章のノンフィクション作品には残念ながらなじめず。

  • 言ってみれば松本清張のベスト版。面白くないわけがないのだ。

    500p超の、割合長めの文庫ではあるけど、飽きることなんて絶対無い。どれもこれも本当に同じ人が書いたのかと驚かされるほどんな雰囲気の作品も最上の味わいに書き上げる。

    下巻が楽しみだ。

  • ふむ。松本清張。すごい人だと聞くけれど、ちゃんと読んだことがなくて、読んでみた。んー。宮部さん、絶賛だけど、そんなにいいかなあ。面白くなくはないけれども。泥臭くて、いかにも昭和で・・時代を感じてしまった。その時代、時代に文体のはやりってあるんだなあと思ったり。

  • 2009.2.4~19 読了

  • 古本屋で購入。

    「さすが」と思わせるものもあるが、
    「これ、本当に清張が書いたの?」
    と思うようなものもある。

    暇つぶしに読むとしては、いいかも。

  •  宮部みゆき責任編集とある。もっと、「半七」!―半七捕物帳傑作選でも宮部みゆき編集となっていたが、宮部みゆきファンならどちらも楽しめるのだろう。

     松本清張の短編で、その中には現代史も含まれる。1章~3章までのミステリー小説は時代背景もあると思うが古臭さを感じる。

  • 2010/4/9購入
    2016/7/16読了

  • 今年夏過ぎ位まで、図書館に通いまくりすてぃだったのは、
    松本清張さんの文庫本、の為でした。

    これは、何となく借りた1冊目。ハマっていきました。
    図書館は便利。
    買わなくていいし、家でお蔵入りにならないしぃ。

    でも清張さんの、政治関係の文章はちょっと苦手です。
    好きなのは、人の心の流れ、日常の描写。

    常に何かが文章の中に潜んでいて、読みながら気づいたり後からだったり、
    とても(いい意味で)怖いと感じたのです。
    凄い文章です。

  • なんかこの松本清張カッコよくないですか? このシリーズ全体的にジャズっぽくデザインしてあります。今度買って読んでみようと思います。

  • 宮部みゆき編集による短篇コレクション。面白いのや、ちょっと読みにくいものや、いろいろありましたが、全体的にみると面白かったです。よかったもの一つあげろといわれたら、『一年半待て』かな?

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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