聖女の救済 (文春文庫)

著者 : 東野圭吾

• 文藝春秋 (2012年4月10日発売)

感想・レビュー・書評

[こころさんの感想 · 2024年3月13日]

面白かった！
女性を怒らせたらダメですね…

[Gyoza Runnerさんの感想 · 2023年4月1日]

いやぁ。面白かったなぁ。
実に読みやすいので、あれよあれよの一気読み。

いわゆる倒叙もので、「フーダニット」ではなく、「ハウダニット」なのだけれど、そんな「ハウ」がありなのか！というほどの衝撃。女性の執念というのは恐ろしいと思ってしまった…。

最後の最後。冒頭の会話が再び展開されるのだけれど、なるほど、そういう意味だったのか。
タイトルの意味も含めて、見事な伏線回収。
今回、草薙刑事が冷静じゃないのがちょっと気になったけれど、それもしっかりと、最後に伏線回収されるところが、見事としかいいようがない。

被害者に全く同情できず、「完全犯罪でいいよ！」と思ってしまったほど、ゲス野郎だった。

やっぱり、東野圭吾は巧いなぁ。

[sallyさんの感想 · 2023年3月31日]

久しぶりのガリレオシリーズ。資産家の男が何者かに毒殺された。P10に妻の殺意が書いてあったから読み終わったあと繋がったなと思った。浄水器のトリックをあばく所は湯川先生らしい。

[fishboxさんの感想 · 2023年3月4日]

犯人探しではなく、事件にどんな背景があるのか、どんなトリックが明らかになるのか、など展開が気になり、一気に読み進んだ。あまり読書習慣がない方でも楽しめる作品ではないかと思う。

[liyさんの感想 · 2023年1月27日]

タイトルからすごく好き。
女は強い。

[hiihiiさんの感想 · 2023年1月1日]

『聖女の救済』
ガリレオシリーズ。

前に読んだのを、もう1度。
犯人は覚えていたけど、トリックを忘れていて。
女の人の、したたかな強さがいいなぁ！
やられたら、やり返す！
ちょっと、羨ましい！

[ごぱくさんの感想 · 2022年12月16日]

最初と最後が繋がっていたのが面白かった。
はじめから犯人が分かっていたのに最後までハラハラして読んでいた。

[toridonjazzさんの感想 · 2022年11月19日]

個人的ガリレオ復習シリーズ第二弾
長編のガリレオは特に良い

[hrykさんの感想 · 2022年8月6日]

草薙の恋や内海の女の勘といつもと違うガリレオシリーズが散りばめられおり犯人がわかっているのになかなかトリックが判明できず読むスピードが止まらなかった。最後の最後まで読み応えがあり本のタイトルにも納得でした。

[香奈さんの感想 · 2022年7月26日]

ガリレオシリーズ５作目
タイトルの意味が最後にやっと理解できた！
トリックは分かっても現実にはあり得ない、と湯川先生が草薙と内海薫に調べさせてる時から
一気に読み進めてしまう面白い展開。

読者側も分かるようで真意や謎が全く分からず、
容疑者とこの女性が繋がっててなど、フンワリは分かるのに、そこから先が全く読めず
本当に最後の最後にならないとわからない。
事実が分かってからのスッキリした感じが
とても面白い。

しかし、したたかな女性の代表ともいえる容疑者で、聖女という言葉にぴったりなのかもしれませんね。
感情的な私とは対照的すぎて、、不気味というか
怖さというか、
容疑者もその夫も論理的，利己的な夫婦で
似たものを惹き寄せるんだなと思いました。

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。