新装版 武田信玄 火の巻 (文春文庫) (文春文庫 に 1-32)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167112325

感想・レビュー・書評

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  • 2013*09*07

  • 織田信長の台頭しつつある世においての、今川家の衰退、義信の反抗、信玄自身の病気と老いとの戦い。最高の頭脳と仲間をもってしても時代に流されてゆく。しかしこの小説の信玄、いい人すぎないだろうか!?

  • 今川氏の崩壊したのがメイン。
    サブで、忍びのあかねが活躍が目立つ。

    信玄は、老いてくるが精神的には高揚ぶりと歳の戦いが年齢と共に熟知してくる。

  • 四国地方などを舞台とした作品です。

  • 林の巻まではまだ若々しさが残っていた
    信玄公もすっかりおっさんになってしまった。

    信玄や勝頼に好意的な人物は好意的に描かれ、
    彼らに敵対的な人物は貶されているのに少々違和感を感じるが、
    それはそれとして、とても面白い小説である。

  •  信玄も中年となり、地盤も固めた感のある「火」の巻。
     
     子義信との確執、周辺国の領主たちとの駆け引き。戦国の世の困難は、戦ばかりではない。
     
     信玄を読みながら、信長の地理的有利さ、日本人の京に持つ感情など、様々な要因が積み重なったのが歴史なのだろうという思いが強くなった。信玄や、他の武将がいくら優れていても、きっと超えられない事実があったに違いない。
     関連する、他の武将たちの事も知りたくなるのが、時代小説の面白さ。

  • ・4/29 読了.

  • 3巻 義信

  • 未読

  • 歴史小説初心者の私ですが、かなり楽しめました。歴史小説では「これは著者が考えたことなのか、実際にあったことなのか」私は時々分からなくて困ってしまうのですが、この本では一段落おくとそこらへんが丁寧に説明されてたりするのがよかった。例えば「甲陽軍艦では○○と書いてあったが○○ではこう書いてあった。私は自分の武田信玄像を崩したくないので○○の説をとった。」と言うように書いてある。合戦の様子もよく書かれていて読み応えがある。100ヶ月かかって書き上げた著者の気合いが伝わる作品。

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著者プロフィール

新田次郎
一九一二年、長野県上諏訪生まれ。無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。五六年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、七四年『武田信玄』等で吉川英治文学賞を受ける。八〇年、死去。その遺志により新田次郎文学賞が設けられた。

「2022年 『まぼろしの軍師 新田次郎歴史短篇選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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