- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167119133
作品紹介・あらすじ
三島由紀夫、吉行淳之介…。キラ星のごとき流行作家や名物編集者たちが夜な夜な酒に浸り、文学論を戦わせる。ときは1960年代、銀座や新宿の薄暗がりの文壇酒場に現われた新人流行作家・野坂昭如が、おそるべき記憶力で男たち女たちの生態を再現。自虐と自負と韜晦をこきまぜ、己を語る。泉鏡花文学賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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息継ぎなしの文体で一気に文壇(=文壇バー)の歴史を駆け抜ける。三島自決の年で幕切れ。小説家・野坂の苦悩が生々しい。著名人がゴロゴロ登場するのでミーハー心も満たされます。
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昭和という文壇を書ききった作品。野坂氏の私小説だと思いながら読みました。いつか小説を書いて文壇という坩堝の中に入ってみたい。どろどろしてそうだけど。
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独特のリズムを持つ文体はむしろ音楽的。
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初めて読む野坂昭如
読点で繋がる文のリズムになれると癖になる。 -
小説なの? 嘘があるから? うーん
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未読
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野坂昭如の見た1960年代の文壇。憧れます。