落第坊主の履歴書 (文春文庫 え 1-10)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167120108

感想・レビュー・書評

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  • (08.24.2016)

  • ■遠藤周作って面白い人だったんですね。
     彼の本を読むのは,本書が初めて。
    ■有名人はスタンド使いみたいに,知らないうちに,
     お互いに引かれあってしまう(?)。
    ■世間の基準からすると落第坊主なのかもしれないけど,
     上手く立ち振る舞っているので,落第坊主ではない。
    ■才能のある彼だから,落第坊主(?)でも生き抜けたのであって,
     かの遠藤周作だって云々…というのは成り立たない。

  • 2012.8.5読了。

    かわいいじいさん。あとがきが素敵!

  • 神様について。最初考えるのはいるか。いないか。信じるか。信じないか。そのあと神様はいる。と考えるとどこにいるのか。一体どんなものか。なぜいるのか。とか考えはじめる。狐狸庵先生はどう考えたか。神様は心の中にそういうものが働いているかどうかである。と。母を通して。友人を通して。故人を通して。幸も不幸もそういう働きを通じてもたらされているんじゃないかって。狐狸庵先生は自称おバカさん。ところがこれは自身にも言えることで代弁してもらえたようでダイブ癒された。それは以下。人間ひとつのことにあまり気がとられると他を忘れて大局がわからなくなるものである。

  • はじめての遠藤周作…だったような。

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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