新装版 武将列伝 江戸篇 (文春文庫)

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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167135577

感想・レビュー・書評

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  • 数冊読んだんですけど、とにかくこの海音寺さんは、史実に忠実で、そして厳しい。
    でも、私と同じで立花宗重がかなりのお気に入りらしい。ということでウキウキ読んだんだけれど、とくに心温まるエピソードもなく、他の立花宗茂のエピソードとあまり変わりはなくて少しシュン↓ときました。

    それにしても、立花さん、探しました。この本には他にも真田幸村も載っているんだけど、新装版ではなぜか「江戸編」というタイトルの元にいれられているので、見つけるまで大変だった、

    私の興味のない幕末時代の西郷隆盛のこととかも載っていたけど、楽しくなくて、この方は厳しい視点なだけに、興味ない人物については少ししんどいかもしれない。

  • さすが、鹿児島出身の著者だけあって、西郷隆盛編では、思い入れがたっぷり。やっぱり、鹿児島人にとって、永遠のヒーローなんだろう、西郷サンは。

    西郷はあまりに理想主義者であり、幕府にも新政府にも満足しなかった。究極のユートピアを求め続けた結果が西南戦争だった。というのが著者の西郷観。

  • 鎌倉などを舞台とした作品です。

  • 真田幸村と立花宗茂(表記は立花一族)と、春日の局、などいわゆる簡易版人物年表みたいな短編小説集。今回は立花一族が目当てで購入したけど、やっぱりこの人の書き方は自分に合う・・・!全編通して面白かった。なんで長い人の歴史をこんなに簡潔にまとめられて、納得させられるんだろう。

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著者プロフィール

(かいおんじ・ちょうごろう)1901~1977。鹿児島県生まれ。國學院大學卒業後に中学校教諭となるが、1929年に「サンデー毎日」の懸賞小説に応募した「うたかた草紙」が入選、1932年にも「風雲」が入選したことで専業作家となる。1936年「天正女合戦」と「武道伝来記」で直木賞を受賞。戦後は『海と風と虹と』、『天と地と』といった歴史小説と並行して、丹念な史料調査で歴史の真実に迫る史伝の復権にも力を入れ、連作集『武将列伝』、『列藩騒動録』などを発表している。晩年は郷土の英雄の生涯をまとめる大長編史伝『西郷隆盛』に取り組むが、その死で未完となった。

「2021年 『小説集 北条義時』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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