FICTION! フィクション! (文春文庫 い 46-5)

著者 : 石丸元章

• 文藝春秋 (2006年3月10日発売)

感想・レビュー・書評

[largeaslifeさんの感想 · 2018年10月12日]

-108

[mkinokoさんの感想 · 2012年5月14日]

ぐちゃぐちゃした短篇集みたいな。
薬でもやってれば楽しく読めるのかもしれない。

[george_osdさんの感想 · 2011年2月27日]

ちょっとよく分からないイカれたショートショート。

[naosanさんの感想 · 2010年11月9日]

フィクションというよりも、どこまでが嘘なのか分からないホラ話といった感じ。
時々出て来る残酷な死にネタ・トイレ系の下ネタは苦手ですが、とにかく面白い！
文章のリズムも良くてするする読んでしまいます。

梅宮アンナの顔面はある種のドラッグ、田代まさしの墓石でクスリを吸引し、あややもジャンキーの1人に…
と、ドラッグネタ満載の不謹慎POP！

エロ・グロ・下ネタ・不謹慎がオンパレードの中、
唯一とも言えるロマンチック（でもビター！）な「さよならルーシー」3部作が大好きです。
巻末の解説にありましたが、元章さんが和製サリンジャーだとは言い得て妙。


特に下記の短編が面白かった。

「状況、展開。そして、あきらめ。」
明るく明朗にボッタくられた一部始終について、状況・感想・展開・疑念・サービス・反応・まとめに分けて記述する。

「蟻」
書かれた指示通りにすると私にも“幻視”が見えて、ページをめくった瞬間ゾッとする。

「さよならルーシー　Lucy in the Sky with Diamonds PART 1～3」
それぞれ描かれるルーシーは、身長が12m／12cm／120cmの女の子。ビターロマンチック！

「顔」
妻が視力を失ってから、何故か夫の顔は別人のものに変化していった。
最後までその理由は説明されないが、変化した後の夫の顔は誰のものなのか、突き放したラストがとてもビター。

/////
あっっっっっっっっ…脳細胞全開!虚構が混線した今どきの現実を材料に、鬼才が挑んだ前人未到のショートショート43編。ロマンチック&バイオレンス、猫もショックで喋り出す驚愕のストーリー。エッセイ、小説、コミック…。形式を超えた表現のコラボレーション。これ1冊で72時間トベます。

[fine-daysさんの感想 · 2010年9月6日]

久々の石丸元章！
ﾌｨｸｼｮﾝとﾉﾝﾌｨｸｼｮﾝの境界を極限まで曖昧にしたような？？
ほぼ嘘と虚構！！おそらく。。。
てな具合です。
文体だってｼﾞｬﾝﾙﾚｽ！！
ﾏﾝｶﾞだって差し込まれてますから。


がつんとキメて
まさにYYYYYYYYEEEEEEESSSSSSSSSSS!!!!!!!!!!!!!!
な状態で書き上げたのでしょう！！

さまざまな表現方法を用いてぶっ飛びﾜｰﾙﾄﾞを展開させてました！！

[まじこさんの感想 · 2009年5月5日]

■残酷な話が入ってる。
『緑の液体』ってやつなんだけど。


■凄く後悔しまくって書いたんだろうな、とか思う。
でも題名はFICTION！だから、どう思っていいか解らん。
本当にあった事っぽいのにちょっと現実離れし過ぎてんのよね。


■たまにまた本棚から引っ張り出してきて、
真ん中へんみたいな、宙ぶらりんみたいな気持ちになりながら読む。

[ともこさんの感想 · 2007年9月7日]

薬キメなくても、この１冊でトリップできるね。素晴らしい。最高。

多幸、開放、幻覚、妄想、興奮。
私をいざなう５レンジャー。やられた・・・。

「3匹になったキャットちゃんと星になったウサギ」の話が、すごく現実的で良かった。

[aisonxさんの感想 · 2007年4月27日]

現実と虚構とは一本のロープを隔ててあっち側とこっち側に存在する相反した存在ではないのだ。

なるへそ〜っておい！スカトロ割烹ってｗ

でもルーシーの話はとってもいい！

[yukaさんの感想 · 2007年3月9日]

文庫の表紙はいつもかっこいいですね。
何か裏がありそうだなって
考えながら読みました。
おもしろかったよ。

[メジさんの感想 · 2006年12月15日]

ちょっと頭を軽くしようと思い、何気なく購入。タイトル帯には「あなたはどこまでついていけるか？」と書いてあった。しかし、全然ついていけない（笑）どこが面白いかわからない。内容もお下劣。この作者って、だいたいオレと同年代で偶然にも同じ大学に通っていたみたい。こういう文体がこの作者のウリなのかもしれないが、オレにはよさがわからない。買って後悔した。もう少し立ち読みしていたら、多分買わなかったのに。