新装版 鬼平犯科帳 (2) (文春文庫) (文春文庫 い 4-53)
- 文藝春秋 (2000年4月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167142544
感想・レビュー・書評
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中村吉右衛門のTV時代劇でおなじみの『鬼平犯科帳』。火付盗賊改方というイカツい肩書の鬼平の活躍を描く。盗みでも筋が通るものに温情をかけ、そうでないものには、めちゃめちゃ厳しく対応する姿が心地いい。艶っぽい話があったり、粋な話があったり。大人の時代小説です。
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2020.6.18 読了(再読)
長谷川平蔵は もちろん その周りを
囲む人も 生き生きと描かれていて、
やっぱり好きなシリーズです。
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蛇の眼
谷中・いろは茶屋
女掏摸お富
妖盗葵小僧
密偵
お雪の乳房
埋蔵金千両
「谷中・いろは茶屋」鬼平シリーズに欠かせない木村忠吾の登場。 -
サクッと二巻。この流れはヤバイかもしれない。。。(笑)
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非道いな、木村忠吾。
葵小僧は言うまでもなく非道だけど、木村忠吾も相当なものだと思うよ。
結局女性のことを考えてくれる人は、この時代にはいないのね。 -
切なめの話もあれば、何だか笑える話もあって、バラエティに富んでるなぁ、という感じ。
木村さんがね。
それにしても、平蔵さんがこれだけ手を焼いた葵小僧はすごいと思うけど、いろんな人の簡単に声色を真似る小四郎さんがすごすぎると思うんだけど。 -
まるで講談を聞いているように、すいすいと読めてしまう。鬼平の「時」に心地よく酔いしれ、いつの間にやら2巻を読了という感じ。盗賊の掟や、日本全国を股にかけたシンジケートの存在など、興味がつきない。本巻の「妖盗葵小僧」で手こずる鬼平の人間味。「密偵(いぬ)」に描かれた火盗改メの密偵となった元盗賊の最期の悲しさ。そして、男女の濡れ場など、エンターテイメント性に富んだ小説なのだと感心しきりである。あとがきも解説もなく、たっぷりと堪能できた。
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読んでいる間は、時間の経つのを忘れることができる。一話ごとの長さも、負担にならないので、エンターテインメントとして秀逸。
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鬼平犯科帳2巻目。
1巻目よりも、平蔵さんの対処が丸い気がする。
そして、よく街中に出ている。
木村忠吾が出てきたが、変わり身の早さに笑ってしまった(笑)この方、憎めないけど、一緒にいたら振り回されそう(笑) -
読み直しの「鬼平犯科帳」シリーズは第一巻を読んでしまうと止まらなくなる。で、今回第二巻、七編の作品からは江戸の風物を背景に江戸の人間が生きている。