新装版 鬼平犯科帳 (2) (文春文庫) (文春文庫 い 4-53)

著者 :
  • 文藝春秋
3.84
  • (84)
  • (124)
  • (126)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 1011
感想 : 66
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167142544

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 登場人物と話が丸くなってきた。

  • 蛇の眼/谷中・いろは茶屋/女掏摸お富/妖盗葵小僧/密偵/お雪の乳房/埋蔵金千両。

  • 1巻より話の展開が色々と幅広くなってきた感ある。
    話が少しずつ噛み合うというよりも、大筋の時の流れに沿っての展開。
    爽快感はちょっと足りなかったかなあ。

  • 時間つぶしにしかならない読書。まあそれでも十分目的は達成してますけれどね。漫画読んでるのと同じ感覚だった。続きはもう読まないかなあ。おんなじ調子でずっと続くんだろうか。

  • 堅気に戻って生活していたのに、昔身に付けたスリの手技におぼれる女、結婚し、店の主となった今、かつての盗賊仲間に殺される男、根は善良だが、大金に目がくらんだ女……四季折々の江戸の風物を背景に、市井に生きる人間の業深さを描く、シリーズ第2巻。
    「蛇の眼」「谷中・いろは茶屋」「女掏摸お富」「妖盗葵小僧」「密偵」「お雪の乳房」「埋蔵金千両」など7編。

    2巻から「うさぎ」と呼ばれる部下、火付盗賊改方同心・木村忠吾が登場。温和な性質でイマイチ冴えないが、女に手が早く、しかも懇意になる女性が毎度盗賊がらみ、なんだかんだでオチは無事盗賊検挙という、ラノベの主人公体質な御仁である。なんだか憎めない。

  • ・・・。

  • 最近、後味の良くない話を続けて読んだので、「癒されたいー」と無性に思いました。鬼平、読んで正解でした。罪を犯してしまう弱さ、女に溺れる弱さなど、人間には脆い部分もあるけれど、立ち直れるしなやかさ柔軟さをもっていると気付かされる展開が好きです。悲しい結末の話もありますが、平蔵の男気に安心します。

  • 時代小説。鬼平シリーズ2。短編7作。

    「蛇の目」「谷中・いろは茶屋」「女掏摸(めんびき)お富」「妖盗葵小僧」「密偵」「お雪の乳房」「埋蔵金千両」

    縁があったので鬼平シリーズをしばらく読むことにしました。
    こちら3巻まで読みましたが、シリーズ2はまだ登場人物紹介の延長という感じです。
    シリーズとしては導入部分だと思うので、これからが楽しみです。

  • 江戸にはどんだけ盗賊一味がいるんだというくらい捕らえても捕らえても次々に新たな盗賊一味が沸いてきて、鬼平さんちょっと苦戦。葵小僧との対決には手に汗握りました。兎忠のとぼけたキャラもいいなぁ。

  • 2013/06/21

全66件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池波正太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×