IT(3) (文春文庫 キ 2-10)

  • 文藝春秋
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167148096

感想・レビュー・書評

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  • アンディ・ムスキエティ版映画の作りの巧さにつくづく敬服させられる。
    読んでいる間のこのワクワク感、少年期のキラキラ感を上手くまとめ上げて天晴れ。

    少年期もクライマックス、最終決戦へ期待値アップ。

    ささ、次巻へ。

  • 怒濤の三巻目。

  • 再会を果たした「はみだしクラブ」の6人は失われた記憶を徐々に思い出し、繋ぎ合せる。

    〈荒れ地〉でのヘンリー一味との石合戦対決でマイクが仲間に加わり、「はみだしクラブ」の輪が完成する。まるで運命に定められていたかのように。

    27年前、ビルたちはどのようにしてITと対決するに至ったか、85
    年と58年を行き来しながら進行する物語は、ますます緊張感を高めていく。もう、後戻りは出来ない。ビルたちも、わたしたち読者も。

    というわけで夜に日をついで読みまくる。
    べヴァリーの美しさは圧巻!

  • 感想は4へ。

  • ITの正体を考える上で、「大人には見えない」というところが非常に気になった。
    子供から大人へなる過程でなくすもの?そういった何かが実体化し、子供を殺す?大人になられると困る?
    単なる猟奇的な、幽霊の類であればそんなことは考えられないが、「実態を見た」などの表現も出てきている。

    子供のころの故郷に戻ることによって、今大人になっている人もその時の憧憬を思い起こし、心情に変化を与える?=子供に戻っている?

    と、ITの正体を考えながら次巻、最終巻に期待。


    エディの骨折の章は良かった。何か克服の過程が書かれている感じで。こういう経験を子供から大人にかけてみんな経験する。「大人がいつも正しいわけではない」と気付く。

  • 4167148099 460p 2008・8・5 3刷

  • 話が進み出したこともあってか1巻、2巻と比べると格段と読みやすく面白かった。

    ホラーと思わせて思春期の甘酸っぱい心理や青春を描いてるんだろうな、と最後の方を読んで理解。

    ひとつの単語だけだけど、文字が突然かすれて読みにくい部分があった。

  •  子ども時代の回想が中心となる3巻

     なにより描写の細かさがすごいです。じっくりじっくりと書かれていき、ある意味では粘着質とも表現できそうな文章。それでいて不思議と冗長には感じませんでした。

     子どもたちの友情やいじめっ子たちとの対決、11歳という男女を少しだけ意識する年代の少年たちの描き方、孤独だった少年が、はみ出しクラブの面々との出会いで強く成長する姿と青春小説としても読ませます。

     そして恐怖の描写も秀逸! 人外のものの描き方も迫力があって映像で想像するとかなり怖い……。映像版ではピエロのイメージしかなかったのですが、こんなに一巻から併せるとこんなにも怖い場面があったのだなあと思ったり。

     次巻はいよいよ完結編の四巻。登場人物の一人は子ども時代の信じる心がITを倒すのに必要だったと分析します。成長し大人になったはみ出しクラブの面々はITに打ち勝つことができるのか。気になるところです。

    1993年版このミステリーがすごい!4位

  • 4に。

  • 2011/5/14読了

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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