- Amazon.co.jp ・本 (712ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167148164
作品紹介・あらすじ
隣人同士、恋人同士、カトリックにバプティスト。町の人々を憎悪が侵す。包丁、拳銃、果てはダイナマイト。容赦ない殺戮に町が崩壊してゆく。骨董店主が笑いながら見つめる中で-。「スタンド・バイ・ミー」「クージョ」「ダーク・ハーフ」のあの町をキング自身が情熱をこめて葬り去る、完全破壊の恐怖と愉悦あふれる渾身の大作。
感想・レビュー・書評
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キャッスルロックの最後に相応しい怒濤の騒乱。
ホラーよりかはスラップスティクコメディーだな。
なんとなくどさくさに紛れての解決にも目をつぶれるぐらい盛大な大騒ぎ、お祭り騒ぎに満腹。
途中でクトゥルー物を匂わせたので結果クトゥルー物になるのかと期待してしまった。
なぜだか読んでる間はなにか懐かしい感じを受けたのは以前読んだ作品の登場人物が出てくるせいだろうか。
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主人公の保安官がメインのミステリー小説と本当の主役ゴーントさんがメインのホラー小説が交互に語られていきます。ゴーントさんの憎悪をネズミ算式に増やしていく街の破壊方法がアメリカ人にはまりまくり、カトリックとプロテスタントの乱闘には大爆笑してしまいました。キングのそれまでのホラーも以降のミステリーも楽しめるお得な愉しい小説です。
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面白かった。他のキャッスルロック物も読んでみたくなった。
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内容
隣人同士、恋人同士、カトリックにバプティスト。町の人々を憎悪が侵す。包丁、拳銃、果てはダイナマイト。容赦ない殺戮に町が崩壊してゆく。骨董店主が笑いながら見つめる中で―。「スタンド・バイ・ミー」「クージョ」「ダーク・ハーフ」のあの町をキング自身が情熱をこめて葬り去る、完全破壊の恐怖と愉悦あふれる渾身の大作。 -
邪悪な存在に翻弄される人々が不憫。ラストはすごい幕切れだったなぁ。
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上巻を読んで、楽しみに読んだが、途中からもうあらすじが見えてきて退屈だった。最後がどのようになるか、もう読まなくても、見えていた。ただ、ニードフルシングスの店主に町の人を作者が躍らせて、楽しんだ感じで、途中で、退屈しました。最後は、すこし、テンポが速くなったが、がっかりしました。
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直前に図書館警察読んでて良かった!と心から思ったのでしたよ…。
キャッスルロックものは遙か昔にデッドゾーン、クージョ、スタンド・バイ・ミーも読んだことがあるのだけどクージョ以外は結構忘れてるので再読してみようかなぁ。
ダーク・ハーフは読んだことがないので、これは探してみよう。
仕掛け人のゴーントさんより、スイッチ入れられちゃった人達の方が倍以上怖いわ。
特にウィルマね…。
ラストがちょっと投げ気味。いっそもっと救いが無くてもよかっt -
組み上げられた物語がストレートに終焉まで突き進む下巻。ストレートすぎて笑ってしまうくらいで、これならべた過ぎる最終決戦も納得。アメコミだけでなくクトゥルー神話までちょっと顔を出していてマニア心をくすぐる。ゴーントさんがジョーカーのイメージに重ね合わされたりも。