ままやと姉・向田邦子 かけがえのない贈り物 (文春文庫 む 9-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167156053

作品紹介・あらすじ

いまだに不慮の死を惜しむ声が絶えない向田邦子。その遺志の小料理屋を守り続ける末っ子の妹が綴る家族、幼少時代、仕事、愛猫、病気、そして姉が遺してくれたもの。(中野玲子)

感想・レビュー・書評

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  •  長女の向田邦子さんは利発、6つ下の次女廸子(みちこ)さんは美人、9つ下の三女和子さんは可愛らしかったそうですw。昭和13年生まれ、向田和子 著「かけがえのない贈り物 ままやと姉・向田邦子」、1997.11発行。話が分散し、よく整理されていないので読み辛い時もありましたが、和子さんが姉邦子さんを思う気持ち、邦子さんの人となり、向田一家の人々のことはよくわかりました!
     「店は小造りですが、味は手作り、雰囲気とお値段は極くお手軽になっております」昭和53年、向田邦子が末の妹和子に開かせた赤坂の「ままや」 向田和子「かけがえのない贈り物」、1997.11発行(文庫)、再読。若草の頃、姉の告白、ままや誕生、さよならお姉ちゃん、かけがえのない贈り物の5つの章立て。家族のこと、姉邦子とマミオへの思いが詰まったエッセイです。それにしても、昭和50年から数年間の向田邦子さんの濃密さは!50.10乳癌手術、53.10「父の詫び状」(遺言)54.2鹿児島に、11母娘4人で 55.7直木賞 56.2~3「隣りの女」のロケハンでNYに 56.5ベルギー旅行 56.6アマゾン旅行 56.8京都、徳島、四国霊場巡り、台湾旅行→8月22日飛行機事故。なお、マミオは和子、母と赤坂で暮らし、4年余りの日々を共に過ごし、60.7.13没(16歳)。

  • これも久しぶりに再読。長姉と末子ということで、邦子さんにとって和子さんは妹のみならず娘のような存在でもあったのではないかと感じられる。兄弟姉妹であろうが別人格なのはもちろん、プロとして書かれた邦子さんの小説・エッセイと、その家族が姉の死後に書いたものではあらゆる点で異なるのもまた当然だけど、なんだかとても不思議な気がする。

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“文壇レシピ”で登場。
    http://nestle.jp/entertain/cafe/


    本の中に登場するあの美味しそうな一品を
    実際に再現してみよう!というこのコーナー。

    第29回目に紹介されたのは、向田和子の「かけがえのない贈り物」に登場する『温サンドイッチ』。

    ―玉ネギとコンビーフの缶詰を炒め、味つけしたものをはさみ、温サンドイッチにすることを思いついた。


    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/teaser.php

  • 向田邦子さんの妹さんの作品 やっぱりちょっぴりどこか似てて読みやすかった。邦子さんの性格の良さがじんわり伝わってくる作品だった。

  • 友達から借りた本。
    家族から見た素顔の向田邦子の描写がよい。
    決して文章は上手くはないけれど、和子さんの人柄がでたような味わいのある文章だと思う。

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  • 筆者は向田邦子の妹、和子さん。向田邦子のたっての願いでつくられた料理屋「ままや」の開店を姉と家族の思い出を絡めて著している。

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著者プロフィール

向田和子(むこうだ・かずこ)
1938年、東京生まれ。エッセイスト。向田邦子の末妹。邦子が考案した小料理屋「ままや」の経営者。おもな著書に『向田邦子の遺言』『向田邦子の恋文』など。

「2021年 『向田邦子シナリオ集 昭和の人間ドラマ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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