御宿かわせみ (12) 夜鴉おきん (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167168568

作品紹介・あらすじ

江戸市中では押込みが続発していた。そんな折、三味線流しおきんの結び文が『かわせみ』へ届けられ、事件は解決をみる。表題作ほか、大名家の姫君の江戸見物を描いて名作の聞こえ高い「岸和田の姫」など7篇を収録。大川端の旅篭『かわせみ』の女主人るいと恋人の東吾、八丁堀同心、畝源三郎の名トリオがおくる人情捕物帳シリーズ。

感想・レビュー・書評

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  • 自分には合わず。

  • 【8作収録】
    ・祭りで行方不明になり、翌日遺体で発見された大店の内儀。夫婦仲は悪くはないが、かつて結婚の話があった男の存在が浮上する
    ・母親を追い出した祖母に溺愛されて育ち、無頼漢になった男。父親は父親で、追い出した女房に対し、再婚は認めないの一点張り。息子の所業は正せるのか
    ・老師宅周辺で大名家の姫と出会い、興味を持たれる東吾。ただ1日でいい、市井の生活を体験したいという姫の願いを叶えるべくかわせみも協力する
    ・筆屋の内儀が酒を飲んで苦しみ、誰かに殺されるのではないかと疑いを持つ。しかし、周囲に疑わしい者はおらず、亭主も奉公人もさほど心配せず・・・
    ・小僧か手代1人のみを殺す盗賊被害が続く。共通事項は抜けまいり。盗賊と殺された手代らの関係は?
    ・妾宅で卒中になり死んだ質屋。その後、幼なじみと共に暮らすようになった妾に対し、男と二人で共謀して故意に卒中の連絡を遅らせたと訴える正妻。しかし、その男も後日遺体で見つかり・・・
    ・双方頑固で喧嘩ばかりする大工の父子。息子が夜通し帰らない日に強盗事件が発生していることから、信じてはいるものの、心配する父は張り込みを始める
    ・源三郎長男・源太郎誕生

  • 源さんに息子源太郎誕生。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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