御宿かわせみ (18) 秘曲 (文春文庫) (文春文庫 ひ 1-65 御宿かわせみ 18)
- 文藝春秋 (1996年11月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167168650
作品紹介・あらすじ
能楽師、鷺流宗家に伝わる一子相伝の秘曲「鷺」を伝授された先代の隠し子、高信に迫る魔の手。宗家の内紛に端を発する怪事件は無事に解決したが、自らの隠し子らしき男児の出現に心おだやかでない東吾。表題作ほか「念仏踊りの殺人」「江戸の馬市」「目籠ことはじめ」など、お馴染みの人情捕物帳七篇を収録。
感想・レビュー・書評
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『御宿かわせみ』シリーズ第18弾。
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再読。
かわせみシリーズの登場人物の中では畝さんが一番好き。
それにしても東吾・・・
気持ちはるいさん一筋なんだから・・・辛いところ。 -
・念仏踊りの殺人
・松風の唄
・おたぬきさん
・江戸の馬市
・冬の鴉
・目籠ことはじめ
・秘曲
・菜の花月夜 -
いつものように、ふんふんと読み進めていたら…!
東吾!とうとうやってくれたな!!
時代背景やらその時の男女の立場の違いやらはあると思うけど
東吾の周りの男(兄さん、源さん、宗太郎)は
奥さん一筋じゃないかよー!!
本当、いっぺんでいいから、るいに捨てられそうになってオタオタするか
ヤキモチでイライラするところが見たい。 -
【8作収録】
・かわせみの女中が里帰り中に何者かに殺された。祭りの踊り子である妹と間違われたのではないかと推測されたが・・・
・東吾が講武所で親しくなった御家人は娘を奉公先の息子に殺された過去を持っていた。ある日、講武所の洋式銃が一丁紛失する事件が起こる
・おたぬきさんと呼ばれる木像の開帳で混み合う神社の境内で、女が持参した薬を茶で飲んだ途端に血を吐いて死んだ。死因となった石見銀山は果たして薬と茶のどちらに、そして誰が入れたのか
・夫を置いて江戸へ出てきたきり行方がわからなくなった姉を探す娘。妻の居場所を知っている様子の夫は、後日遺体で見つかった。行方不明の姉が夫を殺したのか、それとも・・・
・大名家の女中に成りすます盗賊被害が続く中、乳母を捜しているという若侍がかわせみへとやって来た。偽の女中は男の変装かもしれないと注意する中、東吾は路上で鴉に石を投げつける若侍の姿を見かける
・女房の内助の功で才能を出し始めた竹細工職人。調べてみると、竹細工の老舗の長男で、10年前に家を飛び出したということだが・・・
・能の宗家で一子相伝の秘曲を教わらぬまま父を亡くした跡継ぎ。先代の従姉妹が伝授されたが、宗家の跡継ぎは苦々しく思っている。そんな折、かつて同情で一夜の契りを結んだ女に子ができたことが発覚した東吾は・・・
・かわせみへ赤ん坊を置いていった女。貰い乳だおむつだと赤ん坊の世話に慌しくしつつ、母親の安否を心配するかわせみ一同。そんな心配をよそに、母親は実家で上げ膳据え膳の自堕落生活を満喫していた -
初版本
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くま様んちへ船に乗ってお引越し?。
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2007/9/24
BM-H E
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「秘曲」で東吾はいつのまにか隠し子がいるってわかるんだよね。