- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167169015
感想・レビュー・書評
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零戦は広大な中国大陸・太平洋を飛んで戦う必要があった。
狭い欧州戦域、ドーバー海峡間を戦えばよいスピットファイア戦闘機と諸元だけ比較してみても仕方ないこと。一方で潜水艦。ドイツ海軍が伊号潜水艦の騒音に驚いたというエピソードはさもありなんとの感想。酸素魚雷は実際には敵に発見され回避されていたし、戦後アメリカ軍に接収研究された日本潜水艦群には技術的に殆どみるべきものがなかったという。伊400級にしても同じ。
架空願望戦記から抜け出せないようでは歴史に学ぶことはできない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
P357
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究極のデスマーチ小説 http://bit.ly/QBLaYq
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過去の愚行を批判するのは簡単で、その批判が当を得ていないこともままあるのだが、制空・海権を制圧されている中を潜水艦で日本とドイツの間を数か月をかけて人と軍事技術を運ぼうとしたことは、成功の可能性はほとんどなく死と直結していることは明らかであり、そのことに軍も自覚的であったのだから、やはり狂気の沙汰としか言いようが無いのでは。 戦争によって本当どれほど多くの逸材が亡くなったのであろうか。また無名でしかありようのなかった、どれほど多くの市井の人々が亡くなったのであろうか。
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ドキュメンタリーな潜水鑑誌
久しぶりの正当派小説だ。
「高熱隧道」の印象が極めて強いが、「プリズンの満月」もドラマティックだったと記憶している。
今回の作品はあまり脚光を浴びなかった潜水艦のお話。
世界大戦中何度か日本とドイツを往復した潜水艦にまつわる話である。
最初の潜水艦は日本(正確にはペナン)からドイツまで行って最後の最後で、ちょっとしたミスで沈没してしまう。ここが強烈に印象に残った。後は、まさにドキュメンタリーだが、戦争を違った切り口から見るという感じだろうか。淡々とストーリーが進んでいく。まさに記録映画のようだ。たまにはこんな本もいいな。 -
ノンフィクションだからしょうがないと言えばしょうがないのだが、思っていた程感動もしなかった。
どちらかと言えば、今まで興味を持ってきた内容があながち、嘘ともいえないことを裏付ける形の読書になった。
すなわちイタリアの拿捕潜水艦のドイツ海軍へ編入、ドイツUボートの日本への回航は、「終戦のローレライ」の裏付け、A-26の日独無着陸飛行計画は「ジパング」の同事実を裏付ける形となった。また、文中にはおなじみの藤村義雄や延光東洋の名もみられた。
サブテキスト -
2011.4.3(日)。¥189。
2011.7.9(土)。 -
連合国軍の目をかいくぐって、日本とドイツを潜水艦で行き来していたという、その事実に驚かされる。終盤のドイツ敗戦間際、ベルリンの息詰まるような緊張感がシンプルな文章からひしひしと伝わってきて非常に良かった。徹底した取材を元に書かれるので吉村さんの小説は本当に安心して読めます。
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歴史小説と思って買ったのだが。。。
70ページ読んでつまらなかったので,時間の無駄と思い止めた。
またいつか気が向いた時に再度読んでみるかな?