1986冬物語 ラスト・レース (文春文庫 し 34-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167203085

作品紹介・あらすじ

社内恋愛に破れ憂鬱な毎日を送る秋穂は、宝石店に忘れられた指輪を持ち帰った夜、レイプされてしまう。翌日近くのマンションでOLが殺された。自分は人違いで襲われたのでは?悩む秋穂の前に現れたレイプ犯の二人は、誰かに嵌められたのだと語る。時代の流れに乗り損ねた男女のラヴ&クライム・ノヴェル。

感想・レビュー・書評

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  • 退職した同僚の置き土産として
    社内に放置されていたので、拝読。

    バブル時代の東京を舞台に、平凡なOLが
    とある事件に巻き込まれていくクライム・ノベル。


    「クライム・ノベル」という分野に
    いまいち食指が動かないため、初読でしたが
    主人公の女性にもあまり魅力がない上
    感情を揺さぶられる何かがあるわけでもなく。

    犯罪者側の登場人物達にしても
    いまいち人間味というか現実感が足りず
    絵に描いた様な印象。

    物語として引き込まれるわけでもなく
    ラストシーンも自分としては、うーん…と。


    バブル期がまだそんなに遠くない頃とか
    真っ最中に読んでいたら、もう少し臨場感が出て
    面白かったのかな。。

  • ストーリーとしては荒唐無稽だし、偶然バッタリの展開に頼りすぎでしょーって感じなんだけど、柴田サンの2000年前の作品って、そのありえない感じがある意味おもしろいんだよなー。
    武生がカワイイかったー。

  • 資料番号:010321180
    請求記号:Fシバタ

  • 話は偶然が多くて荒唐無稽な部分もあるけど、バブル時代(その前夜)の空気感が出ていた。2013年の現代も少し似ている感じ。

  • 社内恋愛に破れ憂鬱な毎日を送る秋穂は、宝石店に忘れられた指輪を持ち帰った夜、レイプされてしまう。翌日近くのマンションでOLが殺された。自分は人違いで襲われたのでは?悩む秋穂の前に現れたレイプ犯の二人は、誰かに嵌められたのだと語る。時代の流れに乗り損ねた男女のラヴ&クライム・ノヴェル

  • だいたい協調性だの積極性だの、いい大人がそんなこtで会社に点数つけられなくちゃならない。要は結果としてまともに出来ていればそれでいいわけでしょう?
    性格のことまで他人に口出しされないと会社勤めが出来ないなんていかにも日本的だよね。

    みんな笑うだけでちゃんと聞いてくれない。

  • バブル期の東京を舞台に「OL」を主人公にした、巻き込まれ型クライム・ノヴェルです。
    良かったのは、秋穂、島根、武生のやり取りです。何が正常で何が狂っているの解らない世の中で、必死で生きようとしていく様子が微笑ましかったです。
    しかし、秋穂の心理だけは共感出来なかったです。社内不倫に引き込まれていくその安直さは百歩譲っても、自分をレイプした男と恋愛に発展していくというのは全く理解出来なかったです。

  • 競馬が登場

  • まだ、初心者でした。イマイチ

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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