影の系譜: 豊臣家崩壊 (文春文庫 す 1-5)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (490ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167224059

感想・レビュー・書評

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  • 豊臣秀吉の姉である「とも」の目線で豊臣家に関わる人たちについて書いた本です。

    ともは自身の家系に潜む狂気の血におびえながら、弟である秀吉、子である秀次、秀勝、そして秀保について語っています。

    著者が女性であるとそうですが、登場人物に女性が非常に多いです。

    元々、秀吉の側室が多いし、秀次もそれに輪をかけて、側室が多いです。そうした人物の乳母まで出てくるので、あっちこっち戻りながら読まないと分からなくなることもしばしばありました。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-1fdb.html

  •  2009年5月2日再読

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  • 豊臣家滅亡後も生きた豊臣秀吉の姉・ともの目を通して見た、豊臣一族の末路を描いた本。この本を読むと、豊臣秀吉のイメージが180度変わっちゃうという感じになる。確かに彼のやったことを考えると残忍な所業が多いんだが、宣伝のうまさと根っからの明るさを装うことで、それらが薄れてしまっているのか。残忍な秀吉一族という意識が刻まれた感じだ。
    2006.03.14読了
    <strong>関連リンク→<a href="http://kazusanosukede.gozaru.jp/" target="_blank">上総介 戦国書店</a></strong>

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著者プロフィール

杉本苑子

大正十四(一九二五)年、東京に生まれる。昭和二十四年、文化学院文科を卒業。昭和二十七年より吉川英治に師事する。昭和三十八年、『孤愁の岸』で第四十八回直木賞を受賞。昭和五十三年『滝沢馬琴』で第十二回吉川英治文学賞、昭和六十一年『穢土荘厳』で第二十五回女流文学賞を受賞。平成十四年、菊池寛賞を受賞、文化勲章を受勲。そのほかの著書に『埋み火』『散華』『悲華水滸伝』などがある。平成二十九(二〇一七)年没。

「2021年 『竹ノ御所鞠子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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