- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167249182
感想・レビュー・書評
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太平洋戦争で運用された日本陸海軍の戦闘機、あるいはパイロットに関する短編集。実際に飛行機を飛ばす上での苦労談や戦闘の経過など、体験者の実話をもとによくまとまっている。
ただし、航空関連の知識が不足すると、意味を把握しかねる部分もしばしば。地図を片手に読めば、より内容を理解できるかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
渡辺洋二の本、好き。
とても客観的で、偏っていない。
話を聞く相手への敬意も感じる。
こういう聞きとりをする人って、時折、自分の思想絡め、結論ありきで質問し、あげく彼らの体験を捻じ曲げるから。
まだまだ渡辺洋二の本はある。
こころして読んでいこう。 -
開発秘話を短編にまとめたものかと思いきや代表的な部隊の戦史であった。
そこらへんはイメージと違うということになったが内容としては十分である。特に陸軍航空隊については知らないことだらけである。陸軍といえば加藤戦闘隊長ぐらいしか知らなかったが他にも有力な部隊は数多く存在していたのだということが読める。当時それらの部隊に所属をしていた方に取材をしているようで内容はかなりしっかりとしたソースのあるものであり資料的価値も高いと思う。しかし、もう少し長編、ないし中編でそれぞれについて読みたいと思ったのは贅沢か。 -
美しくもはかない日本の戦闘機の物語。
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タイトル通り戦闘機の話がメイン。
「震電」の後日譚というか、新事実の話が読めたのが興味深い。