柳生兵庫助 8 (文春文庫 つ 4-23)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167314248

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  • 津本陽の剣豪ものは、どれも斬り合いに切迫感があるが、とくにこの兵庫助は秀逸。

  • 星五つ

  • 名古屋を去り、城下小林の書院で盛山作りを楽しむ兵庫助のもとに宮本武蔵が訪れた。円熟の境地に達しつつある二人は、剣の道について静かに語り合う。二度目の妻珠との間に生れた七郎兵衛の剣才を見ぬいた兵庫助は、新陰流正統第五世を七郎兵衛に相伝させ、京都妙心寺の柳庵に入った。剣一筋の生涯であった。

  • 剣術の蘊蓄はさすがではあるが、理解不能でうざったくもある。 それでもなかなか面白かったのではないかと思う。 前半は少々荒唐無稽な剣術修行。 後半は武蔵や十兵衛が話を彩る。 一番強い剣豪は兵庫介だったのではないかと素直に思わせてしまう力作。

  • 92年2刷本

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著者プロフィール

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、剣豪小説をはじめとして多くの武道小説を執筆。2018年5月26日逝去。著書に『明治撃剣会』『柳生兵庫助』『薩南示現流』『雑賀六字の城』『修羅の剣』『大わらんじの男』『龍馬』など多数。

「2022年 『深淵の色は 佐川幸義伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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