春の夢 (文春文庫 み 3-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167348038

感想・レビュー・書評

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  • 最初にトカゲが・・・・。
    ビックリしたけど
    純愛です。

  • あまり自分には合わない本だった。私の中では青春小説は爽やかでなければならないという暗黙のルールがあるのに。まぁ現実、こんな泥臭いのが青春なのかもしれないが。それにしても、生死を扱ったにしてもやたら哲学的ではないか、読んでいてうんざりした。それだけでもなく、主人公にも共感できない。嫉妬深さからの自己中はありえん。文体も場面展開がうまくないように思えた。借財の件も、まちまちで中途半端な、もっと追い詰めるなら追い詰めたほうがよかったのでは。

  • 大学3回生を迎える春に、何かお勧めの小説はないものかと探して読んだ。
    読みやすいが、主人公の哲之と同じ年代である今感じることと
    5年、10年経ったあと読み振り返るのとでは感じ方は違うだろう。
    想い続ける陽子とのやり取りがいじらしく切ない。
    ともあれ、トカゲのキンちゃんとの葛藤が一番印象深い本。

  • 高校の時、本屋でばったり会った担任教師に薦められて読んだ1冊


    ヒロインの陽子さんは自分の中の理想の女性像にピッタリはまります


    宮本輝は登場人物が関西弁を喋る作品がおもしろい

  • 宮本輝の作品って感動するケド、
    結構エロイよね笑

  • 初めて読んだ宮本輝作品.

    主人公の恋人陽子のひたむきさが,
    なんだかすごく好きだなぁと思った.

    トカゲのキンちゃんの存在も,すごく印象的.

  • 貧しいアルバイトの大学生と、ひょんなことから釘に打ち付けられた蜥蜴と、彼の恋人と、母親。白仏に続いてなんだか仏教の香りのする小説だった。
    12.May.08

  • 2001年第26刷

  • たなぞうの皆さんの好きな本としてあげられていて「あ!」と思い出して探し出して再読です。懐かしかったー。何年前だろうこれ読んだの。なんともいえない宮本輝の大阪学生ものです。青が散ると、私たちが好きだったことと、これ、三冊が大好きです。キンちゃんのラスト、素敵だったなあ。

  • 蜥蜴と自分とその世界。

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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