乳ガンなんかに敗けられない (文春文庫 ち 2-1)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167461010

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  • 千葉敦子さんという、人生を通して乳がんと戦い、46歳と若くしてなくなった方の自伝である。
    この本では、始めて乳がんにかかったときの、病と奮闘する姿を描いたものである。

    とてもエネルギッシュで、芯の強い方という印象を受けた。

    フリーのジャーナリストをしていた彼女は、業界でも一匹狼的存在で、
    ウォールストリートジャーナルなど、数多くの有名なところで執筆していた。

    そんな中で乳がんとなるのだが、心が乱れることは微塵もなく、最大の準備をし、最高の心構えで挑む。
    その成果、ほんの数ヶ月でもとの生活へと復帰する。

    終戦直前期の上海で幼年期をすごし、その後も病弱であったが、その分、かなり肝が据わっている。
    白黒がはっきりしていて、また、自分で道を開いていく性格だ。

    こういう人もいるんだ、というような感じでやや距離があるような気がするが、
    自分ものんびりしていられないなと、彼女のパワーに触発された。

千葉敦子の作品

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