- Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167520069
感想・レビュー・書評
-
面白かった。悪党の刑事を描いた小説はいくつかあるけど、悪党ぶりか半端じゃない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
刑事を主人公にしたノワール。
全編、犯罪者側の目線なので、主人公の普段の行動とか、環境が見えないのが特徴的です。
読んでいるジャンルを間違ったのではないかと思うくらい主人公が非道なのですが、犯罪ものが好きな人とかはとても愉しめるんじゃないでしょうか。
事件のオチが途中でわかってしまうかもしれませんが、推理小説ではないのでそこは目をつむるということで。 -
ヤクザより冷酷非情な史上最悪刑事禿鷹が、恋人を殺された仇をうつ。
さすが逢坂さん、すごく楽しく読めました。
でも、ラストに驚きもどんでん返しも何もなく、ただただ禿鷹が怖いだけで終わってしまった。 -
面白い!
ハマリました。 -
実はこんなに簡単に人が殺される話は好きではない。なにかとっても不公平。だけどね。すっとするっちゃするw
-
なんでもありの悪漢刑事、ここにあり!!
南米マフィアと老舗暴力団の抗争に甘い蜜を吸いに現れた悪徳警官の物語
ヤクザ家業のベテランさんより、南米マフィアが送り込んだ殺し屋より、不気味で恐ろしいのがこの物語の主役である刑事・禿富鷹秋なのだ!!!!!!!!
そう、彼の周りに集う極悪人たちがとてもかわいらしく感じてしまう
不気味さの所以は、禿富の心が読めないところ
様々な登場人物目線で語られるストーリーの中に禿富からの視点は一つもない
親しみを感じる唯一のくだりは恋人に向けた恥じらいだけ
刑事として極悪人たちと係わる姿と恋人に見せる初々しさ
どちらが真実なのか
シリーズ第一弾のこちらの作品・・・・内容自体は名刺代わりという感じ
二弾以降の飛躍に期待したいなと思う -
主人公の悪徳刑事・禿冨の悪っぷりが気持ちがいい。ヤクザの方が振り回されるという構図が笑える 。百舌シリーズの倉木といい、逢坂剛のシリーズものの主人公はなんとも魅力的。
-
強きも弱きも挫くのが現実は普通だな