トラッシュ (文春文庫 や 23-1)

著者 :
  • 文藝春秋
3.54
  • (101)
  • (86)
  • (263)
  • (15)
  • (8)
本棚登録 : 1339
感想 : 83
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (574ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167558017

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 高校生のときに初めて出会いました。大人の愛と死というのはこういうものなのか、と衝撃をうけました。<br>
    登場人物が誰もみな、それぞれにしかなしえない人生を悩みながら生きている。幸せと不幸は、自らの中からやってくるものであるけれど、他者によって構成されるものであるのだということ。傷ついて傷つけて、それでもただ幸せになりたくて毎日を送る。年を経ること、経験をつみかさねていくことが必ずしも安心につながっていかないことも、私はこの本で知った。<br>
    男だったり女だったり、若かったり結婚していたり、何かに溺れていたり。様々な愛情と友情が交錯します。読みながらぼろぼろ泣きました。皆が幸せになればいいのに、と。<br>
    読み終わったとき、まず自分を愛することから始めようと思いました。

  • よく覚えていない。。山田詠美の恋愛モノの典型、と思った記憶が。山田詠美のぐっとくる心理描写はすごいと思うが、恋愛モノより少年少女モノのほうが共感できるんだよね…なぜか。

  • 上手な、恋の終わり方。忘れなくていいんだなぁ。

  • 濃くて真っ直ぐで純粋な恋の話。本当に凄い一冊。

  • ある意味で虐待をうけていたジェシーとその父との恋愛。
    このラストはせつなすぎる・・・
    人を愛するっていうことをどうかみなさん忘れないで下さい。

  • どおでもいいことだけど、この本のレビューを書いてる人の多くがエイミー口調でした。何故??やっぱりエイミーだからかっこいいんですよねー

  • あんまりよく覚えてない。。
    雰囲気としてはベッドタイムアイズや指の戯れに似てるかな。
    けっこう内容がヘビィだった気もする。。

  • 切ない。たぶん多くの人が体験している切ない気持ちを丁寧に書いているから、だから読んだ人に何かしらの思いを残すんだろうなあ。

  • すごく良かった。分厚いから時間がかかったぶん、その間に色々な事を考えさせられた。本の内容のことも、関係ないことも。色々な形の愛があって、それぞれにしかわからない気持ちがある。泣ける。本当にすごく考えた本。

  • トラッシュ=ゴミ箱ですが、ゴミにもいろいろあって、それを託す箱もいろいろあったりするんです。

全83件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田詠美の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×